首里城下を絵画で散歩 焼け跡の写真に正殿や動物描く 2人の作家が展示会
コラボレーションしたBEBICHINさん(左)、G―KENさん(右)とカフェCONTEの川口美保さん=27日、那覇市首里赤田町

 

火災後の首里城公園、首里の街並みやすーじぐゎーを撮影した写真に、ファンタジックな絵を描き加えたユニークな作品展が、那覇市首里赤田町のカフェCONTE(コント)で開かれている。企画したコントの川口美保さん(47)は「首里城火災の後、首里をテーマにした作品づくりができないか作家2人と話し合った。展示会と首里の散歩を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 

撮影は愛知県出身の写真家、G―KENさん(52)で絵を描いたのは大阪府出身の画家、BEBICHINさん(46)。両氏ともに現在は沖縄在住。

 

首里のすーじぐゎーを一緒に歩いた上でコラボレーションの作品を作り上げた。路地裏の古びた建物や植物、猫などが捉えられた写真に、精霊が遊んでいたり、伝説上の動物がたたずんでいたりする。

 

首里城は現在、再建に向けて整備が進んでいるが、写真は焼け跡が残る風景を撮影した。そのうちの1枚には、首里城正殿や巡回する虎の姿を描いた。

 

首里城火災が「トラウマになった」という首里在住のBEBICHINさんは「次は燃えない首里城に」との願いも込め、再建された正殿を想像で描いた。G―KENさんは「絵が描かれることによって、より味わい深い首里の街と面白い世界を表現できた」と笑みを浮かべた。

 

展示作品はコントが作品集(2200円)として販売している。展示会は入場無料。10月11日まで(月、水は定休日)。
(宮城久緒)

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