【うるま】うるま市赤道にある創業9年の「otama(オタマ)ビスケット」の宮城芳枝さんが作る、子どもが生まれた際に渡す命名せんべいが好評だ。えびせんべいに食用インクで直接印刷するフードプリンターを約2年前に導入し、イラストや写真などが鮮明に表現できる。表面が広く鮮明に印刷できるえびせん(長さ約30センチ、幅約15センチ)の命名札を作ったところSNSなどで話題になり人気となった。
もともとはギフト用に、ビスケットに卒業記念やお祝い返しなど印刷をしていた。「部活生の集合写真を印刷してほしいと要望があり、表面の広いえびせんを採用したのがきっかけ」と話す。
加入するうるま市商工会から2年前に経営革新計画の承認を受け、今年のものづくり補助金にも採択された。新型コロナの影響でイベント出店などが中止になり、商工会の協力の下、急きょネットショップを立ち上げた。
現在では県外からも注文が入り、月に約300枚の依頼が入るほど売れ行きは好調。店の公式LINE登録者数は現在、1000人を超える。
宮城さんは「子どもの誕生祝いにぜひ利用してほしい。ご両親からは子どもの写真を入れてほしいとの要望があるが、受け取った方は食べづらいみたい」と笑顔で話した。
持ち込みデータ料100円で10枚単位1500円(税別)から注文を受け付けている。注文や問い合わせは「otamaビスケット」公式LINE(https://line.me/R/ti/p/XnYLIa73Yv)から。
(知念夏希通信員)
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