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【浦添】「パートナーシップ制度」導入などを盛り込んだ沖縄県浦添市の「性の多様性を尊重する社会を実現するための条例」案が、市議会文教委員会で10日、全会一致で可決された。23日の最終本会議で可決されれば、性の多様性に特化した県内初の条例となる。

 

条例案では、性的マイノリティーであることを理由とする差別的扱いや、ハラスメントを禁じることなどを定めた。事業者に対しては、性の多様性に配慮した職場環境の整備に努めるよう求めている。罰則はない。周知期間を経て、10月1日の施行を予定する。

 

10日の文教委では、委員から「(詳細を定めた)規則は間に合うのか」「(トイレや更衣室の整備など)ハード面で事業者に財政支援を行うべきだ」など、意見があった。討論はなかった。

 

関係者によると、23日の最終本会議でも原案可決される見込みという。
(真崎裕史通信員)

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