(写真/AFLO)
7月11日、米国の経済紙『フォーブス』が“世界のセレブ100人”を発表し、日本人として唯一82位にランクインした錦織圭(26)。同誌によると、錦織の昨年の年収はなんと約34億円!20代でこれほど莫大な収入を稼ぎだしているわけだが、まだ独身の彼はいったいどんな生活を送っているのか。
「錦織選手は3年前、米国フロリダ州ブラデントンに自宅を約1億円で買っています。練習拠点のIMGアカデミーにほど近い場所に位置する278平米の一戸建てです。ちなみに購入する際、彼はキャッシュで1億円全額を支払ったそうです。今この物件を売るとしたら1億8千万円は下らないでしょう」(地元の不動産業者)
だが目立った“大きな買い物”といえばこの自宅ぐらいで、あとは世界のセレブとは思えないほど意外な生活を送っていた。
「高級車ジャガーの最新型スポーツカーに乗っていますが、同社はスポンサーですから贅沢というよりも“義務”でしょう。唯一の贅沢といったら、ショッピングくらい。ブランドものの洋服を大人買いすることもありますが、それも年収からすればたいした額ではありません。それでストレスを解消して試合に臨めるのなら安いものです」(テニス関係者)
また錦織は、稼いだ巨額の収入を自らの管理下に置いていないという。
「彼の賞金やスポンサー契約料などの収入は、基本的に所属先のIMGが管理していると聞いています。一般に億単位のお金を稼ぐスポーツ選手となると、豪遊したり不動産や株式投資などの資産運用にのめりこむケースも多い。そんななか、錦織選手は“お金を使う”ことにビックリするほど興味を示していないようです」(スポーツ紙記者)
世界的なセレブとは思えないほどの堅実さ。その背景には、錦織が抱き続けている“ある夢”があった。
「かねてから彼は『将来は“錦織財団”を作りたい!』と語っていました。というのも13歳で米国にテニス留学したことが今の錦織圭の原点になっているのですが、それを実現させてくれたのがソニー創業者の実弟・盛田正明氏が設立した『盛田財団』の奨学金だったのです。そのことに恩義を感じていた彼は『自分も未来ある子どもたちの夢を叶えたい』と考えているようです」(前出・テニス関係者)
堅実な生活のお陰で資金もだいぶプールされ、その計画はいよいよ現実味を帯びてきているという。“第二のKEI”を育てる夢に向かって、錦織はこれからも走り続ける――。