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9月7日、大相撲力士の福轟力(31)が《突然ですがムギについてのご報告です。是非御一読下さい》とTwitterに投稿。福轟力が所属する荒汐部屋の飼い猫「ムギ」が、5日に他界したことを報告した。ムギの突然の訃報に、ファンからは悲しむ声が続々と寄せられた。

 

福轟力は《9/5AM3:00頃、ムギが息を引き取りました。肺の腺癌でした》と切り出し、《7月にムギに異変が見られ、すぐに病院へ連れて行き、入院や検査をしてのちに悪性腫瘍だとわかりました》とつづった。

 

続けて《更なる精密検査や獣医さんと今後どうケアしていくか相談しているうちに容態がどんどん悪くなり、4日に再度入院となったその日の出来事でした。最期は獣医さんに看取られて眠るように亡くなったそうです》と、ムギが亡くなるまでの経緯を説明した。

 

もともとムギは、同部屋近くの駐車場で拾われた保護猫だった。08年から飼われ、麦色の毛並みから「ムギ」と名付けられたという。そんなムギは力士達から愛されて暮らしていた。

 

福轟力といえば、大の猫好きで知られている力士だ。福轟力はそんなムギと、もう一匹の飼い猫「モル」との日常をTwitterにつづっていた。その可愛さや相撲部屋で猫が飼われていることの珍しさから、2匹は瞬く間に大人気に。“ニャンドル”として雑誌やテレビでも広く紹介され、多くの猫ファンを魅了した。

 

そんななか、福轟力が大相撲9月場所をもって引退すると8月30日に発表された。この大会をもって、福轟力は14年間の力士生活に終止符を打つ。8日に初日を迎え、千秋楽である22日には断髪式も行われる。

 

福轟力の引退試合を目前に、突如訪れた愛猫の死。ファンからはこんな声も上がっている。

 

《ムギちゃん、可愛がってくれてる福轟力さんの引退を感じ取っていたのでしょうね 御冥福をお祈りします》

《ムギちゃん… 蒼国来関の帰化を見届け、福轟力さんの新たな道を作って天に昇ったのでしょう 涙が止まりません》

《お悔やみ申し上げます ムギ様は本当に福轟力さんや突光力さんに会えて幸せだったと思います。お2人の第2の人生や蒼国来関の帰化を見届けて満足したのでしょうかね。天国でも部屋の行く末を見守っていて欲しいですね》

 

元大相撲力士で、ムギと同期生でもある吉田和樹氏(元突光力)も《荒汐部屋に来てくれてありがとう。ムギと一緒にいれて良かったよ!》とお別れのメッセージをつづった。

 

最後となる福轟力の勇姿を、ムギは天国から見守っているに違いない。

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