猪木振り返る半生 ブラジル移住では血まみれの手でコーヒー収穫
記事投稿日:2020/10/19 06:00 最終更新日:2020/10/19 06:00
5歳になる直前に父を心筋梗塞で亡くした猪木寛至は「何でも世界一になれ」が口癖の祖父・寿郎さん(左)を親代わりに育った。
「私には父の記憶がほとんどありません。母は父の石炭工場経営を引き継ぎ、女手ひとつで私ら家族を養った。よって私にとっての親代わりは、祖父だったんです」アントニオ猪木さん(本名:猪木寛至・77)は43年2月20日、横浜市鶴見区で11人きょうだいの9番目の六男として生まれた。5歳になる直前に父が急死。母・文子さんと離れ、祖父・寿郎さんの家で幼少を過ごした。祖父の口癖《何でも世...