■日本の、そして世界の女性代表として『失敗したら女性審判の発展が滞る』という重圧
「JFAから連絡をもらった瞬間、まずは驚きでした。そのあとすぐ責任の大きさが頭を駆け巡って。身が引き締まる思いでした」
山下さんは今年5月、ワールドカップの女性主審に世界で初めて選出された3人のひとりとなった。
その吉報を本人からLINEで受けた坊薗さんは、「すごいことになっちゃったね!」と打った後、「ごめんね」と添えている。
その真意を坊薗さんは、
「女性初として否応なく注目されます。日本代表、しかも、世界の女性代表として『失敗したら女性審判の発展が滞る』という重圧は計り知れませんから」
これを受ける山下さんは、冷静に自分のスタンスを把握していた。
「私は不言実行タイプと思われがちですが、発言すれば実行責任が伴い、重圧に負けてしまうと思う。少しでも気が楽でいられるように、言葉にしないことにしています。
それと、目標を達成したら満足してしまう性格なので、言わないことで、自分で自分の可能性を奪わないようにしているんです」
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