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「12日、米メディア『ヤードパーカー』は“大谷のような選手はベーブ・ルース以来おらず、ア・リーグMVP受賞の最有力候補”と伝え、最優秀投手に贈られるサイ・ヤング賞との“夢のW受賞”まで現実的に考えられるとまで報じました」(スポーツ紙記者)

 

野球史を次々と塗り替えるエンゼルスの大谷翔平選手(28)。そんな彼の“原点”は意外な人物にあったようだ。大谷の母・加代子さんはかつてインタビューで、大谷についてこう語っている。

 

《高校時代にNHKで「龍馬伝」という大河ドラマをやっていましたから、坂本龍馬をはじめ維新の志士たちの伝記をたくさん読んだみたいです。一時、高校からメジャー入りを考えたのも、時代を切り開いた、志士たちのカッコいい姿をみて影響を受けたのかもしれません》(『文藝春秋』’14年11月号)

 

当時15歳だった大谷は幕末の志士たちの苛烈な生きざまに感銘を受けたのだろう。高校3年のスポーツ紙各紙のインタビューでは

 

「とくに幕末が好きです。日本が近代的に変わっていくための新しい取り組みが多くて、歴史的に見ても大きく変わる時代。『革命』や『維新』というものに引かれるんです」

「勝海舟とか、坂本龍馬が好きですね。そういう人たちの本は、勉強以外でもよく読んでました」

 

と答えている。在米スポーツライターは言う。

 

「大谷選手は読書家でも有名ですが、時折、龍馬の本を読み直すこともあるそうで、いまもLAの自宅には龍馬をはじめとする幕末関連本が並んでいるそうです」

 

坂本龍馬といえば、犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を仲介して薩長同盟を成立させた明治維新の立役者。海援隊を結成したことでもおなじみの、日本人なら誰もが知る偉人だろう。そんな龍馬と大谷には実は意外な“共通項”があるという。『世界一よくわかる坂本龍馬』(祥伝社)の著者で『龍馬伝』の時代考証も担当した歴史作家の山村竜也氏は言う。

 

「まず第一に、坂本龍馬の名言に『世の人は我を何とも言わば言え 我がなす事は我のみぞ知る』という言葉があります。他人になんと言われても自分のすることは自分だけが知っている、といった意味ですが、本当にこのとおりのことを大谷選手は実行しています」

 

大谷もかつて「成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみることのほうが大事」という言葉を残している。まさに龍馬の発言とつながるというのだ。

 

「2人に共通する部分として、自分に強い自信を持っているというのがあると思います。薩長同盟にしろ、二刀流にしろ、周囲が無謀だと思っているなか“自分ならできる”と信じて貫き通した結果ですからね」(山村氏)

 

またお互い、兄姉のいる末っ子で長身という点も同じだ。

 

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