シリーズ人間の最新ニュース
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アフガン女性に日本語教室を開く江藤セデカさん 日本語で照らし続ける母国追われた同胞女性たちの未来
2024/11/17 11:00【前編】アフガン女性に無料で日本語教室を開く江藤セデカさん 命懸けの来日と日本人夫との短くも幸福な結婚生活より続くNPO法人「イーグル・アフガン復興協会」理事長の江藤セデカさん(66)。19歳の頃、母国アフガニスタンの首都・カブールの大学で、後に夫となる日本人留学生の江藤克之さんと出会う。’78年のクーデターにより帰国を余儀なくされた克之さんのプロポーズを一度は断ったが、長年の文通の末に決死の覚悟 -
アフガン女性に無料で日本語教室を開く江藤セデカさん 命懸けの来日と日本人夫との短くも幸福な結婚生活
2024/11/17 11:00写真に写るのは、タキシードを着た日本人男性と、純白のウェディングドレスに身を包んだ若いアフガニスタン人女性。幸福な国際結婚の一コマだ。しかし、この半年後に訪れる悲劇を、いったい誰が想像できただろうか――。’21年のタリバンの実権掌握で女性の権利が著しく脅かされているアフガニスタン。夫の突然の死を乗り越えて、かつての花嫁は、内戦に苦しむ同胞女性の未来を日本から照らし続ける。■千葉県の大学の一室。日本 -
秋野暢子「小学校卒業式を見るまでは!」食道がん“鬼退治”の新たな仲間は初孫
2024/11/10 11:00【前編】「5年生存率が5%下がる」秋野暢子、食道がんステージ3の決断。その時、長女とマネージャー姪の反応は?より続くステージ3の食道がんと診断された秋野暢子(67)は放射線と抗がん剤治療で「鬼退治」宣言した。手術よりも、5年生存率が5%下がるものの、「自分らしく生きたい」と考えたからだ。主治医、愛娘、マネージャーを務めていたなど、頼りになる「鬼退治」の仲間たちに先月、新人も加わった。初孫だ。同居中 -
「5年生存率が5%下がる」秋野暢子、食道がんステージ3の決断。その時、長女とマネージャー姪の反応は?
2024/11/10 11:00クリーミーなブロンドのショートボブ、カラフルな花柄のブラウスに、タイトな白のロングスカート姿が、秋野暢子(67)のスラリとした体躯をいっそう際立たせる。カメラの前に立ち上がってキメのポーズを取ると、メークやスタイリストさんから思わず漏れた「キレイ」という言葉に、こぶしを作って「ヨシ!」とガッツポーズ。「プロフィール上は170cmなんですけど、このあいだ測定したら168cmに縮んでいました。書きかえ -
日本人最年長金メダリスト杉浦佳子さん 快挙までの裏側「パラの選手は…」心ない声が耳に入ったことも
2024/10/27 11:00【前編】パラリンピック日本人最年長金メダリスト杉浦佳子さん 自転車事故による認知障害で記憶失っても「残っていた感情」から続く「ここだ!」コーチらと何度もシミュレーションしていたとおり、勝負どころの坂道で後続の選手を引き離すと、ラストスパートで力強くペダルを踏み込んだ。「私なら、行ける──」渡仏直前まで取り組んでいた、過酷な高地トレーニングで流した汗がよみがえる。あとは、まさに風と一体となってデッド -
パラリンピック日本人最年長金メダリスト杉浦佳子さん 自転車事故による認知障害で記憶失っても「残っていた感情」
2024/10/27 11:00今夏、パリで開催されたパラリンピックの自転車競技女子個人ロードレース。運動機能障害のクラスで、2大会連続金メダルに輝いた杉浦佳子選手(53・総合メディカル)。レースでは壮絶なデッドヒートを制し、先頭でゴールを走り抜けた。大会直前まで取り組んだ、標高1200mの山奥での過酷な高地トレーニングが実を結んだ瞬間だった。53歳での金メダル獲得は日本人最年長という快挙。そんな彼女だが、幼少期のころは、「一人 -
大人気おにぎり店「ぼんご」の女将・右近由美子さん 新潟の“家出少女”が東京で27歳年上の店主と結ばれるまで
2024/10/20 11:00一口噛みしめると素材の味が口の中に広がる。セットのお新香に箸を付け、絶妙な出汁加減の味噌汁をすする。つかの間、懐かしい記憶が脳裏をよぎる。米、海苔、塩、そして数々の具材。おにぎりの材料はそれだけ。それなのになぜ、これほど豊かな味がするのだろう。行列の絶えない大塚のおにぎり屋「ぼんご」。そのおにぎりには、約40年に渡って厨房に立ち続けてきた女将のドラマそのものが包み込まれていた――。■肉そぼろを煮る -
おにぎり店「ぼんご」の女将・右近由美子さん 「夫の介護」「借金」「睡眠不足」の三重苦にも打ち勝った“おにぎりを握り続ける理由”
2024/10/20 11:00【前編】大人気おにぎり店「ぼんご」の女将・右近由美子さん 新潟の“家出少女”が東京で27歳年上の店主と結ばれるまでから続く東京・大塚の大人気おにぎり店「ぼんご」の二代目女将・右近由美子さん(72)。19歳で地元・新潟の実家から家出し単身で上京。大塚のおにぎり屋「ぼんご」の味に感動した右近さんは、27歳年上の店主・祐(たすく)さんの優しさに惹かれ、24歳で結婚した。はじめは皿洗いなどの手伝いをしてい -
「違う世界も面白い」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る“にぎやかな家庭生活”「聴者の夫とは一度破局」「娘は言葉より手話を先に覚えてくれた」
2024/10/06 11:00【前編】「ドラマ・映画に多くのろう者が出演する環境ができてうれしい」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る「女優を目指した本当の理由」から続く日本初のろう者の映画主演女優としてデビューした忍足亜希子さん(54)は公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』で、聴者の息子の育児に奮闘しながら思春期を迎え葛藤することになる、ろうの母親役を演じている。そんな彼女の愛娘・優希さんも聴者だ。同じく聴者の -
「ドラマ・映画に多くのろう者が出演する環境ができてうれしい」日本人初ろうの映画主演女優・忍足亜希子語る「女優を目指した本当の理由」
2024/10/06 11:00連日の猛暑が続いていた今夏、東京・外苑前にあるGAGAでは、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日公開)のメディア取材が行われていた。映画のポスターが貼られた会議室で待っていると、4~5人のスタッフとともに、ろう者の女優・忍足亜希子さん(54)が現れた。その日は複数のメディアが交代で写真撮影をするとあって、撮影スタッフや映画関係者など十数人が見守るなか、堂々とポーズをとる忍足さんには、余 -
「“透明な存在な人”はこの世には誰もいない」『虎に翼』脚本家・吉田恵里香さんが語る朝鮮人差別、同性愛、原爆裁判を取り上げ続けた理由
2024/09/25 11:00「伊藤沙莉さんはじめ役者さん、スタッフさん、尾野真千子さんの語り、主題歌・音楽とすべてに恵まれて、最後まで楽しく脚本を書くことができました」日本初の女性弁護士、のちに裁判官も務めた三淵嘉子さんをモデルに、伊藤沙莉(30)演じる主人公・佐田(猪爪)寅子の半生を描いたNHK連続テレビ小説『虎に翼』が9月27日に最終回を迎える。心に芽生えた違和感や疑問を、“なきこと”にせずに「はて?」と呟き物申す寅子に -
「“ダメなものはダメ”と言わなければ」『虎に翼』脚本家・吉田恵里香さん 朝ドラで社会問題描くことの賛否に明かした思い
2024/09/25 11:00【前編】「“透明な存在な人”はこの世には誰もいない」『虎に翼』脚本家・吉田恵里香さんが語る朝鮮人差別、同性愛、原爆裁判を取り上げ続けた理由より続く母になった吉田恵里香さん(36)の脚本家としての快進撃は勢いが増した。『恋せぬふたり』(’22年、NHK)では他者に恋愛感情を抱かない・性的にひかれない「アロマンティック・アセクシュアル」の男女が出会い同居。“家族とは帰る場所があること”とそれぞれの人生 -
左半身まひの女性ファッションデザイナー「気持ち次第で未来は変えられる」――どん底乗り越えた母との絆
2024/09/15 11:00「パリ・パラリンピックでは、日本選手団が大活躍でしたね。スポーツ好きの私は、チャンスがあれば、パラアーチェリーにチャレンジしたい」そう語るのは、埼玉県川口市で靴ブランドを手がける「LUYL(ライル)」代表取締役社長の布施田祥子さん(48)。今大会では、競技だけでなく、洗練されたフォルムで障害のある選手たちを支える、最新鋭の義足や義手にも注目が集まった。「しかし、現実に目を向けると、そうではありませ -
48歳、左半身まひの女性ファッションデザイナーが挑む「障がい者の人生を前に進める」靴づくり
2024/09/15 11:00【前編】左半身まひの女性ファッションデザイナー「気持ち次第で未来は変えられる」――どん底乗り越えた母との絆から続くもし、一生、一足のスニーカーしか履けないとしたら──。この社会には、あらゆる理由でおしゃれの選択肢を断ち切られてしまう人々がいる。病気をきっかけに左半身まひとなり、下肢装具を使うことになった布施田祥子さん(48)もその当事者だった。靴を選ぶ喜び、その靴を履いてどこへ出かけようか考える楽 -
大河・須麻流役DAIKI「うちの子に何か?」心ない言葉と戦った母・ひろ江さんと身長128cmの息子の挑戦
2024/09/08 11:00「須麻流のことはすごく好きですね。ずっと共にいると思っていたので、最期まで一緒でよかったです」(NHK大河ドラマ『光る君へ』公式サイト)。『光る君へ』で安倍晴明を演じたユースケ・サンタマリア(53)は相棒をそう評した。その須麻流を演じていたのがダンサーで俳優のDAIKI(30、本名・西村大樹)だ。身長128cm。俳優初挑戦だったが、ミステリアスな佇まいは“安倍晴明にしか見えていない式神”説が出るほ -
「踊れても、あと5年」身長128cmのダンサーDAIKIが大河ドラマ出演に至った道
2024/09/08 11:00【前編】大河・須麻流役DAIKI「うちの子に何か?」心ない言葉と戦った母・ひろ江さんと身長128cmの息子の挑戦から続く死期を悟った安倍晴明に寄り添い、ともに美しく神秘的な最期を迎えた須麻流。大河ドラマの大役を演じ切ったDAIKIは128cmの身長を「ブランド」と語る。低身長で四肢が短いという特徴がある軟骨無形成症という病気。その病とともに30年。ときには好奇の目を向けられ、ときには心ない言葉を投 -
「言いなりでした」熊谷真実 連絡先を削除させられ、打ち上げも参加禁止…初めて明かした「10年の洗脳体験」
2024/08/30 06:0045年前に連続テレビ小説『マー姉ちゃん』で、ヒロインを演じて人気を博した熊谷真実(64)。近年も、静岡県浜松市への移住、63歳で3度目の結婚など、話題に事欠かないが、実はこれまで語っていなかった“壮絶な体験”が。40代の10年間、ある女性に依存し、精神的に束縛される生活を送っていたというのだ。何度も逆境に見舞われながらも、常に“喜び”を探し続けてきた彼女の原点とは――。「この時間ですから、きっとま -
「自分自身が楽しみ、人にも喜んでもらう」熊谷真実 3度目の結婚と幸せをつかんだ“喜びを見つけ続ける”人生哲学
2024/08/30 06:00【前編】「言いなりでした」熊谷真実 連絡先を削除させられ、打ち上げも参加禁止…初めて明かした「10年の洗脳体験」より続く45年前に連続テレビ小説『マー姉ちゃん』で、ヒロインを演じて人気を博した熊谷真実(64)。近年も、静岡県浜松市への移住、63歳で3度目の結婚など、話題に事欠かないが、実はこれまで語っていなかった“壮絶な体験”が……。40代の10年間、ある女性に依存し、精神的に束縛される生活を送っ -
地雷犠牲者への“整体”で向き合った人間の尊厳…18回の国際救護活動に従事した看護師・髙原美貴さんが明かす「極限状態の救護」
2024/08/18 11:002年に1度、赤十字国際委員会は「敵味方の区別なく救護する」という精神のもと顕著な功績を残した看護師を選出し、ある記章を授けて称える。昨年、そのフローレンス・ナイチンゲールの名を冠した栄誉に輝いた髙原さんは、世界の紛争地や大災害の被災地での救護活動に従事する“伝説の看護師”だ。“目の前の人を、できることを尽くして救う”という彼女の強さは、どのように形作られたのか――。「海外派遣時の荷物は、徹底的に厳 -
特別支援学校の実態を撮り続けたママカメラマン「僕にはみえているよ」
2024/08/04 11:00【前編】医療的ケア児の次男を撮り続けるママカメラマン「私はここにいる」より続く日本には約2万人の医療的ケア児がいるとされ、全国の公立特別支援学校には6,674人の「医ケア児」が在籍し、うち338人は保護者が付き添いをしているとされる。学校では黒子に徹し、存在を消すように言われる保護者。「私はここにいる」「あなたはひとりではない」という思いを届けるために医ケア児の保護者の現状をユーモアのある写真で伝 -
医療的ケア児の次男を撮り続けるママカメラマン「私はここにいる」
2024/08/04 11:00日本には約2万人の医療的ケア児がいるとされ、全国の公立特別支援学校には6,674人の「医ケア児」が在籍し、うち338人は保護者が付き添いをしているとされる。学校では黒子に徹し、存在を消すように言われる保護者。「私はここにいる」「あなたはひとりではない」という思いを届けるために医ケア児の保護者の現状をユーモアのある写真で伝えてきた。■社会の壁を写真でぶっ壊したい「これまで障害者と母親をプロのカメラマ -
【パリ五輪】弱点がない石川祐希、逆境も楽しむ髙橋藍…会長・川合俊一が見たバレーボール男子最強伝説
2024/07/28 11:007月27日、いよいよ開幕したパリ五輪。バレーボールは実力、人気ともに最高潮に達している。オリンピックのネーションズリーグでは男女ともに初の銀メダルを獲得。“史上最強”と称されるチームの陰には、勝利の女神の寵愛を受けるラッキーボーイ、川合俊一(61)の姿があった。川合が協会会長に就任して以来、日本代表は勝ちを重ね、勢いは止まらない。「金メダルを本気で目指す」男子キャプテンの石川祐希は言う。「メダルを -
【パリ五輪】バレーボール協会会長・川合俊一の勝利予想は…「ラッキーボーイの甲斐優斗がメダルを左右する」
2024/07/28 11:00【前編|パリ五輪】弱点がない石川祐希、逆境も楽しむ髙橋藍…会長・川合俊一が見たバレーボール男子最強伝説より続く7月27、いよいよ開幕したパリ五輪。バレーボールは実力、人気ともに最高潮に達している。オリンピックのネーションズリーグでは男女ともに初の銀メダルを獲得。“史上最強”と称されるチームの陰には、勝利の女神の寵愛を受けるラッキーボーイ、川合俊一(61)の姿があった。川合が協会会長に就任して以来、 -
1日100キロの山道を走破! 84歳の現役介護ヘルパー「年下を介護することもあります」
2024/07/22 11:00人口のおよそ3割が65歳以上の高齢者。物価が高騰しても、年金は上がらず、生きていくために働き続けるしかない。84歳の介護ヘルパーがいると聞けば、そんな厳しい日本の現実を反映するような話と思われる人がいるかもしれない。だが、本人はというと……。介護を天職だと思っている。日々、楽しんでいる。やりがいを感じている。超高齢社会で、介護とは、働くこととは何なのか、考えさせてくれる女性に会ってきた(前後編の前 -
84歳の現役訪問介護ヘルパー「最愛の夫も看取り…仕事をまだまだ続けたい」
2024/07/22 11:00【前編】1日100キロの山道を走破! 84歳の現役介護ヘルパー「年下を介護することもあります」より続く。84歳にして現役の介護ヘルパーである長田テツ子さん。訪問介護事業所「てんまるっと」(静岡県浜松市)に所属するヘルパーとして、日々100キロの山道を、ワンボックス軽自動車を運転して、利用者のもとを訪問している。テツ子さんが訪問介護の道に進んだのは81歳のとき。現在に至るまでの紆余曲折の道をテツ子さ