琉球新報の最新ニュース
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小さな双子大きく成長 高島幸大、勇大君 超低体重から1年生に
2019/03/29 12:30千グラム未満の超低出生体重児として生まれた双子の高島幸大(こうた)君(7)、勇大(ゆうた)君=那覇市=がこの春、就学猶予制度を利用し、1年遅れで小禄南小学校に入学する。新生児集中治療室(NICU)で長期間を過ごし、大手術も経験した兄弟。28日、家族で琉球大学付属病院を訪れ、出生時から2人を見守ってきたスタッフと再会し、元気いっぱいに入学を報告した。「せんせー」。同病院の小児科医、呉屋英樹さん(45 -
つなぐ平和の心 渡嘉敷「集団自決」慰霊祭 孫に請われ共に参列
2019/03/29 12:30【渡嘉敷】「戦争を知りたい。慰霊祭に連れて行って」―。28日に渡嘉敷村であった慰霊祭で「集団自決」(強制集団死)を生き延びた大城シズ子さん(86)にぴったり寄り添う姉妹がいた。大城さんの孫・大城侑禾(ゆうか)さん(8)=西崎小2年=と、侑生(ゆうき)さん(7)=同小1年=だ。糸満市に住み、普段から大城さんに沖縄戦の話を聞いている。大城さんの出身地で慰霊祭があると聞いて付いてきた。2人は、つらそうな -
「題材が尽きない島」注目の2監督が対談 「洗骨」の照屋vs「ココロ、オドル」の岸本
2019/03/29 12:30ココロ、オドル 洗骨 両監督に聞く現在公開中の映画「ココロ、オドル 満月荘がつなげる3つのストーリー」の岸本司監督と5週連続で県内1位の動員数となっている映画「洗骨」の照屋年之監督から、お互いの作品の印象や沖縄で映画をつくる意味について話を聞いた。(聞き手 金城実倫)―お互いの印象は。照屋年之監督 岸本さんは「映画バカ」だと思う(笑)。短編「born、bone、墓音。」の撮影時に、自費で粟国島に来 -
1950年代、基地なき辺野古 島袋さん撮影、変わる故郷見つめ
2019/03/28 12:30かやぶき屋根や米軍キャンプ・シュワブができる前の辺野古崎の松の大木―。アルバムに古い白黒写真が並ぶ。新基地建設に向けて土砂投入が続く名護市辺野古。カメラが好きな島袋武信さん(82)は、20代のころから地元を撮り続けた。今では見られない失われた風景が、写真の中だけでよみがえる。島袋さんは、1950年代から地元の風景を撮影してきた。米軍キャンプ・シュワブが造成される際、測量士として働いた。共に写るのは -
史上最強のシロウト軍団が全国へ! 沖縄ロックシーンを賑わすP-famの魅力
2019/03/28 12:30エンタメ系”P-POP”バンド「P-fam(ピーファム)」。彼らのことを以前のインタビューで「史上最強のシロウト軍(https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-498077.html )と紹介させてもらったが、そこから彼らは着実に実力を付け、名実ともに沖縄の音楽シーンを代表するバンドへと進化し続けている。毎年活動を重ねるごとに、自らの立てた夢を叶えていく -
グッバイ マイ波布 那覇の名物食堂、きょう閉店 開店3時間前から並ぶ人も
2019/03/28 12:30お皿にたっぷりと愛情が盛られたボリューム満点のウチナー料理が人気の通称「波布(はぶ)食堂」(那覇市通堂町)が28日、27年間の営業を終える。閉店を惜しむ県民や観光客が開店前から列を作り、創業以来のおおにぎわいとなった。行列嫌いの県民性をよそに27日、店前には開店3時間前から並ぶ客の姿が。店内の50席は開店と同時に全て埋まり、昼時には100人を超える客が店の外まで行列を作った。常連の山城一さん(50 -
「北谷の朝の雰囲気楽しんで」観覧車周辺広場で朝市初開催
2019/03/27 12:58【北谷】北谷の朝の雰囲気を楽しんでもらおうと、北谷町観光協会が「アメリカンビレッジ・モーニングマート~北谷の朝市」を31日午前8時~正午、アメリカンビレッジ観覧車の周辺広場で初開催する。屋比久里美会長と稲嶺あかりさんが多くの来場を呼び掛けた。軽食やコーヒー、北谷の野菜や花などの販売で18ブースが出店予定。今井新子さんが講師を務めるモーニングヨガとBOBさんを講師にしたキックボクササイズは参加無料。 -
沖縄のお笑い2大賞レース 連続王者ありんくりんの野望とは
2019/03/27 12:53ひがりゅうた&クリス2014年にデビューした「ありんくりん」は、アメリカ人の父を持つクリスさんと、見るからにウチナーニーセー(沖縄の青年)のひがりゅうたさんによるお笑いコンビ。個性あふれるキャラクターと、方言やウチナー&アメリカーあるあるなど沖縄色たっぷりの漫才・コントで、老若男女に愛されている。活動や抱負を語ってもらった。ありんくりんNSC沖縄3期生(2014年卒)北中城村出身・1992年生まれ -
「今も続く植民地主義」研究者、自己決定権回復訴え 琉球処分から140年
2019/03/27 12:481879年に琉球王国が滅亡してから、27日で140年。松田道之琉球処分官が、熊本鎮台兵(日本軍)や武装警官ら約600人を連れて首里城へ入り、琉球国王・尚泰に廃藩置県の通達を突き付けた。日本政府の武力を背景にした琉球併合(琉球処分)で首里城は明け渡され、沖縄県が設置された。沖縄の自己決定権や米軍基地問題について発信している人々は「辺野古新基地建設に通じる」「日本の植民地主義は140年前から続いている -
辺野古新区域に土砂 県民投票以降で初 玉城デニー知事「民主主義踏みにじる」 政府強行、市民ら抗議
2019/03/26 12:30米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は25日、新たな区域への土砂投入を開始した。埋め立て反対が7割を超えた2月の県民投票以降、新たな区域での埋め立て着手は初めて。県民投票の結果を受けて玉城デニー知事は安倍晋三首相と会談した際に埋め立ての中止を求めていたが、政府は既定方針を変えず強行した。玉城知事は「民主主義を踏みにじり、地方自治を破壊するもので、他の自治体でも同様の事 -
休校前、最後の卒業式 宮城、武田さん激励 国頭村佐手小、北国小
2019/03/26 12:30【国頭】国頭村の小学校7校で15日、卒業式があり、思い出の詰まった学びやを巣立った。このうち、4月から休校となる佐手小(福本利江子校長)、北国小(金城明美校長)では、それぞれただ1人の6年生が、後輩や地域の人々に見守られながら卒業を迎えた。村内で卒業したのは奥間小17人、辺土名小22人、佐手小1人、北国小1人、奥小2人、安田小3人、安波小2人。佐手小では、宮城美玖(みく)さんが卒業した。ひな壇の宮 -
冷たくて甘~い「沖縄ぜんざい」 全国のイオンで販売へ 沖縄の有名店・富士家監修
2019/03/26 12:30イオン琉球(南風原町、佐方圭二社長)は25日、ぜんざいの富士家が監修した氷菓「沖縄ぜんざい」と「マンゴー氷」を沖縄県内全47店舗で発売した。4月中旬以降は県外のイオングループでも順次発売し、合計36万個の販売を予定している。県外で一般的な温かいものとは異なり、沖縄のぜんざいは黒糖で甘く煮た金時豆や押し麦をかき氷に乗せたものが多い。富士家のぜんざいは県内外にファンが多く、支持を集めている。アイスクリ -
“ネコ界のアイドル”がついにメジャーデビュー! むぎ(猫)3月20日に新アルバム発売
2019/03/25 12:16白黒模様、鼻の横に大きなほくろ。木琴をたたきながら歌い踊るむぎ(猫)。2014年、天国から「カイヌシのゆうさくちゃん」が作った体に入って舞い戻り、“ネコ界のアイドル”としてステージに立ってきた。テレビやラジオ、CMにも出演し注目を集めてきたが、20日に全国デビューを果たす。「音楽を通して2度目のニャン生(人生)を楽しみたい」。アイドルからミュージシャンへ、新たな一歩を踏み出している。17年6月、沖 -
インフルエンサーの“原石”発掘 東京で沖縄出身の若者ら起業
2019/03/25 12:12会員制交流サイト(SNS)で消費者に影響力のある人物「インフルエンサー」のマネジメントプロダクション「RERAISE(東京、リレイズ)」を沖縄県出身者が立ち上げ、注目を集めている。所属クリエイターは約40人、動画配信アプリTikTokで総ファン数は300万人を超え、既に大手企業の仕事も受けている。又吉教太代表(34)=浦添市出身=は「将来的には株式上場も目指している。いろんな企業と連携して仕事の幅 -
一足先に夏の笑顔 与那国で海開き
2019/03/25 12:09【与那国】全国に一足早い夏の到来をアピールしようと「日本最南端!八重山の海びらき2019」(主催・八重山ビジターズビューロー)が24日、与那国島のナーマ浜で開かれた。曇り空で肌寒さを感じる天気だったが、参加した500人(主催者発表)は今年初めての海水浴を満喫した。町立久部良小学校と同中学校の児童・生徒が海開きを宣言。集まった子どもたちはテープカットと同時に駆け出し、水しぶきを上げて海に飛び込んだ。 -
新入社員が辞めずに「化ける」企業がやっている、たった1つのこと
2019/03/22 13:00早いものでもうすぐ、4月。新卒採用に限らず、「新人さん」が入ってくる!という企業が多いかと思います。ただでさえ人手不足の昨今。未経験の新人さんとは言え、貴重な人材。もちろん、最初から即戦力とはいかなくても、大事に育てて、力になってもらいたいですよね。◇執筆者プロフィル小宮 仁至(こみや ひとし) ファンシップ株式会社 代表取締役広告会社やWEBマーケティング会社を経て、2015年にファンシップ(株 -
動かない夫にイライラ~したらコレを使う! 伊是名夏子さんインタビュー
2019/03/22 13:00こんにちは。えくぼママライターのやけなみわです。那覇市出身のコラムニストで、骨形成不全症のため車いすで生活しながら2人の子育てに奮闘中の伊是名夏子さん。琉球新報&琉球新報Styleの人気コラム「100cmの視界から―あまはいくまはい」(https://ryukyushimpo.jp/style/special/entry-508964.html )でもおなじみですね。「あの夏子さんが沖縄に帰ってく -
オスプレイに劣化ウラン 専門家「燃焼で人体に影響及ぼす」 自然界の20~300倍
2019/03/22 13:00米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの機体に放射性物質の劣化ウランとトリチウムが使われていることが21日までに分かった。米国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は本紙の取材に対し、オスプレイに使われている劣化ウランの放射能値が自然界の20~300倍に上ると説明した。オスプレイは重大事故率が高く、沖縄県内で頻繁に訓練しているが機体の整備計画が大幅に遅れており、安全性が懸念 -
3頭しかいないジュゴンの1頭が死んだ 残る2頭辺野古の海上工事着工後行方不明
2019/03/20 12:37米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局はジュゴンの調査を工事着手前から調査し、3頭を確認していた。海上工事着手後、これまでに2頭の行方が分からなくなっており、今回死んだのは2019年2月まで唯一確認されていた1頭だった。沖縄防衛局は「工事の影響はない」と関連を否定するが、防衛局の調査で、生息状況に変化が生じていることは明らかになっている。防衛局は14年8月から海上 -
沖縄の地価急上昇で県内に広がる懸念 好調な県経済の反映だが…
2019/03/20 12:3219日に発表された公示地価で、沖縄県内の全用途平均は全国一の前年比プラス9・3%となり、住宅地、商業地、工業地それぞれの変動率も全国最高を記録した。県庁所在地の住宅地平均価格ランキングでは、那覇市が福岡市や神戸市を上回り全国7位に入るなど、実勢価格も上昇している。国内で数少ない人口増加地域で、観光を中心に好調な県内経済を反映しているとも言えるが、急激な上昇に「ひずみ」を懸念する声も多い。おきぎん経 -
中古制服店、沖縄で増加 新品なら4万円…無料~数千円も
2019/03/20 12:29新品で購入すれば夏冬一式で約4万円もする中学や高校の制服。制服にかかる費用が大きな負担になっている家庭が少なくない中、沖縄県内では制服をリユース(再利用)する動きが広がっている。制服を買い取り格安で中古販売したり、無料で配布したりするリサイクルショップが近年、相次いでオープンし、制服の購入費用を抑えたい親たちに人気だ。利用者からは「新品は高くてなかなか買えない。こういうのがあれば助かる」などの声が -
新しくなった那覇空港にぎわう 国内・国際線連結し便利に、新店舗にも客足
2019/03/19 13:01那覇空港(沖縄県那覇市)の旅客施設を運営する那覇空港ビルディング(NABCO、兼島規社長)は18日、国内線と国際線の旅客ターミナルビルをつなぐ「際内連結ターミナル施設」の供用を開始した。同日午前、3階チェックインロビーで供用開始式典があり、関係者が門出を祝った。多くの乗客が広くなって利便性が向上し、商業施設が充実した新施設を堪能した。式典で兼島社長は「お客さま一人一人が快適に過ごせ、利用して良かっ -
ベトナム沖救助から36年、涙の感謝 沖縄水産高実習船が「命つなぐ」
2019/03/19 12:56「命をつなげてくれた沖縄の人にお礼が言いたい。恩は一日も忘れたことがない」。東京都内でベトナム料理店を営む南雅和さん(50)=ベトナム名ジャン・タイ・トゥアン・ビン=が抱き続けた思いだ。南さんは1983年8月、木造船で祖国ベトナムから逃れ、ホーチミン沖合で沖縄水産高校の生徒を乗せた県実習船「翔南丸」に救助された。本紙取材がきっかけで救助船の名称や当時の船長・宮城(旧姓下地)元勝さん(75)の所在が -
那覇めしグランプリ バルコラボ「特製牛カツ」がV 牛肉の新たなおいしさギュッ
2019/03/19 12:49第8回わったー那覇めしグランプリ決定戦(主催・那覇商工会議所青年部)が16、17の両日、沖縄県那覇市の奥武山公園補助競技場の特設会場であった。約7万人が足を運び、出店した飲食店の自慢の料理を楽しんだ。来場者による投票の結果、初出店したバルコラボグループの「牛肉の新たな美味(おい)しさの体験!バルコラボ 特製牛カツ」がグランプリに輝いた。トロフィーと副賞を受けたバルコラボTAKKYUバル 奥武山公園 -
全長17メートルの車体を操る女性トラック運転手のやりがいと課題
2019/03/18 13:26男社会でキャリア20年超の宮城若子さん男性の割合が圧倒的に大きいトラック運転手の仕事を20年余続けている。乗り物の運転が好きで、車高から眺める景色の美しさは何にも代えがたい。大型トラック運転手の宮城若子さん(43)が情熱を注ぐ仕事の魅力とは。高江洲洋子(琉球新報編集局記者)「好き」追い求めて幼いころから自転車など乗り物の運転が好きだった。18歳で普通免許を取り、ツーリングに夢中になった。北部の海岸