平和の最新ニュース
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雅子さま「歌会始の儀」の御歌を選者も大絶賛!ご家族で誓った“平和外交”への献身
2024/01/24 06:00古式ゆかしい節回しで、講師らが和歌を読み上げる声が、皇居・宮殿の松の間に響き渡る。1月19日、新春恒例の宮中行事である「歌会始の儀」が行われた。宮内庁によれば、「歌会始の儀」の起源は鎌倉時代中期の1267年まで遡る。皇室で750年以上にわたり受け継がれてきた、新年を彩る行事の一つだ。今年のお題は「和」。天皇陛下と雅子さま、愛子さまをはじめとする皇室の方々に加え、国内外の約1万5千首から選ばれた入選 -
美輪明宏さん「身近にある幸せを数えてみれば、日常が明るく穏やかに」
2024/01/01 06:00《先の見えない不安に駆られることもある現代で、私たちは新しい年をどう生きていくべきか、美輪明宏さんにアドバイスをもらいました——》’23年も、国内外で気になる出来事がたくさんありました。世界的な事象でいうと、やはりロシアとウクライナ、そしてイスラエルとハマスの戦争です。アジアでも東シナ海周辺の緊張感が増してきています。まるで第二次世界大戦が始まる前と似たような状況にも思えるのです。私は先の戦争を経 -
愛子さま お誕生日文書は昨年の1.7倍!年々強くなる平和への“覚悟と情熱”
2023/12/06 06:00車の中から柔らかな笑顔で手を振られた、光沢のある淡いピンクのお召し物の愛子さま。12月1日、22歳のお誕生日を迎え、上皇さまと美智子さまに挨拶されるために、仙洞御所をお訪ねになった。皇室担当記者はこう話す。「誕生日の直前には、宮内庁から報道各社に“愛子内親王殿下のご様子”として、この1年のご活動やご近況などを記載した文書が配布されました。来年3月の学習院大学ご卒業に向けて、論文の執筆を始められてお -
南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)
2023/11/12 06:0023年6月、ウクライナ北西部の都市・ジトーミルの郊外にある墓地。ここで痩身の男性が妻の墓前にたたずんでいる。妻・リュミドラさんの隣の墓碑には、すでに自分自身の肖像画を刻んでいる。「しばらく来られなくなるけれど、また来るからね」そっと手を合わせ、祈りを捧げるのは降簱英捷さん(79)。1年3カ月暮らした日本から、危険を顧みず再びウクライナの地にやってきた。英捷さんの両親は戦前、日本統治下であった南樺太 -
ウクライナから決死の脱出 ソ連で生きてきた日本人男性の平和への願い
2023/11/12 06:00【前編】南樺太、ウクライナ――戦争で2度「故郷」を奪われ日本へ避難した降簱英捷さん(79)より続く降簱英捷さん(79)は、先の大戦中に日本統治下の南樺太で生まれた。故郷は’45年の旧ソ連の侵攻により大混乱に。降簱家は日本への引揚げ船には家族の病気やけがで乗りそびれた。望郷の念を胸に秘め、英捷さんはソ連の一部だったウクライナに移住し必死に働いた。妻の故郷で穏やかな老後を迎えるはずだったが――。ロシア -
「平和は人任せにしない」愛子さまに受け継がれた“天皇家・反戦の祈り78年”
2023/08/13 06:00【前編】平和を支え続けた天皇家の祈り「日本人が忘れてはならない四つの日」が誕生した瞬間から続くいにしえより、五穀豊穣と国家安寧を祈願してきた天皇家。1945年8月15日、国民が玉音放送に涙を流し、“敵機”の消えた空を仰ぎ見たあの日以来、平和希求は皇室のもっとも重要な責務となった。日本武道館などでの追悼式で、慰霊碑の前で、かつての戦地で、そして御所で……、78年にわたり皇室により捧げ続けられてきた黙 -
平和を支え続けた天皇家の祈り「日本人が忘れてはならない四つの日」が誕生した瞬間
2023/08/13 06:00いにしえより、五穀豊穣と国家安寧を祈願してきた天皇家。1945年8月15日、国民が玉音放送に涙を流し、“敵機”の消えた空を仰ぎ見たあの日以来、平和希求は皇室のもっとも重要な責務となった――。日本武道館などでの追悼式で、慰霊碑の前で、かつての戦地で、そして御所で……、78年にわたり皇室により捧げ続けられてきた黙禱。その真摯な祈りは、内親王・愛子さまの胸にも確かに息づいている。《あの日は青空だった 蝉 -
ひめゆり資料館展示リニューアル 「非体験世代」を意識 12日開館
2021/04/08 14:00沖縄戦に動員された学徒らの体験や平和の尊さを伝える糸満市のひめゆり平和祈念資料館は12日のリニューアルオープンに向けて作業を進めている。7日、報道陣に館内を公開した。リニューアルのテーマは「戦争からさらに遠くなった世代へ」。1989年の開館当時や2004年の最初のリニューアル時よりも、身近に戦争体験者が少なくなった今の世代を意識した。これまでは沖縄師範学校女子部・県立第一高等女学校の生徒からなる元 -
世界を動かした1261万人超の署名「核兵器禁止条約」発効へ
2020/12/15 15:50核兵器の開発や保有、実験などすべての使用を禁止する「核兵器禁止条約」が来年1月22日に発効する。ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田光弘さん(28)は、「今の時代、情報があふれているので、私たちが伝えたい情報が一人ひとりに届きづらい。そういう時代にもかかわらず、これだけ多くの人が賛同してくださったことには大きな意味があります」と、手応えを感じている。16年春から広島、長崎の被爆者らが中心と -
一人でも多くの署名を国連へ 被爆3世語る「日本の教訓生かせ」
2020/12/15 15:50林田光弘さん(28)は1992年長崎市生まれ。祖父が長崎の被爆者で、被爆3世。小学生の頃から被爆者たちの証言を聞き、核兵器廃絶の活動を続けてきた。大学在学中は「SEALDs」(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)を仲間と結成して活動した。若い世代での盛り上がりが評価されて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)から声をかけられてリーダーになった。リーダーとして約5年間活動をするなかで「 -
沖縄慰霊の日、20万人余の魂に祈る 昼前から平和祈念公園で追悼式【6月23日】
2020/06/25 14:00沖縄は23日、沖縄戦から75年の節目となる「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では同日、沖縄全戦没者追悼式が執り行われる。ことしの追悼式は新型コロナウイルスの感染対策で規模を縮小し、招待者200人程度が参列する。住民を巻き込んだ悲惨な地上戦で犠牲になった20万人余の戦没者を追悼し、恒久平和を願う。平和祈念公園には早朝から多くの遺族が訪れ、亡くなった家族に思 -
元ひめゆり学徒・島袋淑子さん「“戦争は絶対ダメ”と言えるように」
2019/06/24 16:00太平洋戦争末期、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒222人が、沖縄戦の看護要員として動員され、123人の若い命が奪われた“ひめゆり学徒隊”。その学徒たちの遺品や資料を集めた『ひめゆり平和祈念資料館』は、いまから30年前の'89年に設立された。全国でも珍しい、戦争関連の民間による博物館だ。《いまだに、どこで亡くなったのかわからない友達が大勢いるんです。ひめゆり学徒隊として出発するときは、『 -
「両陛下『平和への祈り』を風化させない」…元ひめゆり学徒の決意
2019/06/24 11:00《いまだに、どこで亡くなったのかわからない友達が大勢いるんです。ひめゆり学徒隊として出発するときは、『生きるも死ぬも一緒よ』と言っていたのに……。水が欲しくても、一滴も飲めずに一人で死んでいったんじゃないかと思うと、何年たっても辛い。だから、戦争はどんなことがあっても絶対ダメなんです》太平洋戦争末期、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の生徒222人が、沖縄戦の看護要員として動員され、123人の -
沖縄戦の記憶受け継ぐ 平和ガイド育成修了式 中学生24人 父母ら案内
2019/01/09 13:52【糸満】2018年度の糸満市平和ガイド育成事業の修了式が22日、糸満市内で開かれた。県内外で沖縄戦や平和について学んできた中学生24人は保護者らを市内の慰霊塔などに案内し、しっかりした口調で歴史の事実や体験者の経験を伝え、平和ガイドとしての学びの成果を披露した。修了式で生徒らは、今後も学び続け沖縄戦の記憶を次世代へ継承することを誓った。沖縄師範学校男子部の生徒の慰霊塔である沖縄師範健児之塔では、ガ -
戦争や平和 友と語ろう 沖国大生「ピースフル・フューチャー」設立
2018/11/16 12:00今年4月に沖縄国際大学へ入学した学生が平和を考える団体「ピースフル・フューチャー」を立ち上げた。北谷高校の卒業生が中心となり、同世代と戦争や平和について考える場づくりを目指す。24、25の両日に開かれる沖国大祭でトークイベントを開催する。戦争体験者の証言の聞き取りをしてきた学生らが戦争の風化や同世代の無関心に危機感を持ち、自発的に活動を始めた。時には激しく議論しながら地道に続けてきた取り組みが、イ -
日米の子どもたち、一緒に誓った「平和」 キンザー小と浦添の学童クラブ 前田高地訪れ黙とう
2018/07/04 12:30【浦添】慰霊の日に地元の沖縄戦について知ろうと、沖縄県浦添市内の学童クラブと米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)内のキンザー小学校の児童ら合わせて約220人が6月23日、沖縄戦の激戦地だった浦添市の前田高地を訪れた。児童らは、沖縄戦で住民らが避難したディーグガマに千羽鶴を奉納し、黙とうをささげて戦没者を追悼した。日米の児童らが合同で前田高地で平和を祈念するのは初めて。浦添グスク周辺を中心にガイド -
14歳が読み上げた「平和の詩」の反響広がる 著名人も絶賛ツイート
2018/06/27 14:11「慰霊の日」の6月23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で行われた沖縄全戦没者追悼式で、浦添市立港川中学校3年の相良倫子さんが読み上げた自作の「平和の詩」がインターネット上で反響を呼んでいる。多くの政治家や芸能人、アーティストら著名人がツイッターなどで詩の内容や朗読を絶賛している。「平和の詩」の題名は「生きる」。不戦を誓い、未来の平和を築く決意が込められている詩の内容はもとより、追悼式での7分半に及ぶ -
沖縄・平和通りのシンボル 撤去?改修? アーケード進む老朽化
2017/10/03 14:00通りのシンボルになっている平和通りのアーケードノスタルジックな雰囲気が漂う沖縄県那覇市平和通りのアーケード。マチグヮーのシンボルとなり、長年、夏の強い日差しや亜熱帯気候特有の突然のスコールから客や店を守ってきた。一方、築36年で老朽化も進み、課題も山積する。そんなアーケードについて考える意見交換会が始まっている。平和通り商店街振興組合の奥間良順副理事長は「平和通りをさらにいい通りにするためにも、多 -
大田氏平和研究所 30日閉館、貴重な資料惜しむ声
2017/09/29 15:00閉館間近の沖縄国際平和研究所を訪れ、写真に見入る小坂弓絵さん=28日、那覇市西沖縄戦を中心とした写真を展示する那覇市西の「沖縄国際平和研究所」が、30日に幕を下ろす。理事長を務めていた大田昌秀元知事が6月に92歳で亡くなり、閉館が決まった後、訪れる人が徐々に増えた。貴重な写真を見られる場所がなくなることに、惜しむ声が上がっている。「1階の沖縄戦の写真は、ほとんどが米軍の撮影です」。28日、スタッフ -
「花畑に住む平和ボケ」 石垣市議が発言 陸自配備巡り
2017/09/26 14:00石垣亨市議の発言を批判する「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」=25日、市民連絡会事務所【石垣】石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備を巡り、市議会9月定例会で与党の石垣亨市議が配備反対の市民を「お花畑に住む平和ボケ」と表現したことが分かり、反対市民が反発している。25日、約1万4千筆の配備反対署名を中山義隆市長に提出した「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は同会事務所で会見を開き、「署 -
折り鶴のレイで世界一 長さがギネス認定 沖縄市民平和の日
2017/09/08 14:00折り鶴をつなげて作られた9.7キロメートルのレイの長さを測る関係者ら=7日午前11時7分ごろ、沖縄市の沖縄市体育館【沖縄】折り鶴を1本のロープでつないだレイの長さでギネス世界記録に挑戦する沖縄県沖縄市の事業「折り鶴プロジェクト 最も長い折り鶴レイ」の公開測定が7日、沖縄市民体育館で行われ、2013年に広島市で樹立された7千メートルを上回る9775・33メートルでギネス世界記録に認定された。33万3 -
映画作家・大林宣彦語る映画の魅力「何年かけても平和作れる」
2017/09/02 16:00「僕は戦争映画でカタルシス(鬱屈した気持ちが浄化されること)を描いてはいけないと思っています。カタルシスというのは不幸なことでも悲しいことでも、それに埋没してしまうとある種、気持ちがいいという状況になる。映画にはそもそも、そのカタルシスが濃厚にあるんです。だから非常に危険。反戦映画を撮っていても、結果的には好戦映画になってしまう恐れがあるんです。昨今、そういう戦争映画が多いんです。主題歌が流れるな -
優しい母 生きた証し 「対馬丸」撃沈73年、平和願い託す写真
2017/08/22 12:00母の遺影を対馬丸記念館に展示することを決めた金城園子さん(左)と娘の仲本江利子さん=19日、沖縄市戦時中、沖縄から本土に疎開する児童や一般疎開者が乗った「対馬丸」が鹿児島県・トカラ列島の悪石島(あくせきじま)沖で米潜水艦の魚雷に撃沈されて、22日で73年になる。沖縄市の金城園子さん(85)は、一般疎開で乗船し亡くなった母・島袋末(すえ)さん=名護市出身=の写真を那覇市若狭の対馬丸記念館に提供する。 -
「平和と共生、受け継ぐ」 大田元知事県民葬、2000人が惜別
2017/07/27 16:002千人以上が大田昌秀元知事との別れを惜しんだ県民葬=26日午後、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟6月12日に亡くなった大田昌秀元知事の功績をたたえ、冥福を祈る県民葬(実行委員長・翁長雄志知事)が26日午後、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで催された。約2千人が参列し、大田元知事との最後の別れを惜しんだ。翁長知事は式辞で「大田さんの理念を受け継ぐ」と決意を示した。鶴保庸介沖縄担当 -
平和つなぐ高校生 ウサギ像飾る千羽鶴 二宮町
2017/07/18 15:00(写真・神奈川新聞社)二宮町内の子どもたちが平和への願いを込めて作った折り鶴を、県立二宮高校(二宮町一色)の家庭科部の生徒14人が思いをつなぐように縫い合わせ、千羽鶴に仕立てている。毎年8月に、同町の平和のシンボル「ガラスのうさぎ像」に千羽鶴を飾る活動を続けている市民団体を支援し、平和の尊さをあらためて知るのが目的だ。市民団体メンバーの高齢化が進む現状もあり、その若い力はますます頼もしさを増してい