琉球新報の最新ニュース
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カンター棒で厄払い 石垣・新川「獅子祭り」 40年ぶり登場
2017/09/12 12:00躍動した舞が披露された南風ぬ島カンター棒=5日、石垣市新川【石垣】旧盆の送り日に新築の住宅の厄払いをし、無病息災を祈る石垣市新川字会の獅子祭りが5日、石垣市新川の上唐利夫さん(77)宅で行われた。獅子祭りでは約40年ぶりに、石垣市無形民俗文化財に指定されている南風ぬ島カンター棒が披露された。太鼓や笛のはやしに合わせて、赤い髪をかぶった男性らが足や手を大きく上げながら棒を操る躍動的な舞を披露。演舞の -
泡盛PV「盛り泡ろう!」完成 総勢100人“愛”込める
2017/09/11 16:00県酒造組合が作った泡盛のプロモーションビデオ「盛り泡ろう!」の1場面沖縄県酒造組合青年部(砂川英之部長)が主導して制作した泡盛応援歌のプロモーションビデオ(PV)がこのほど完成した。きいやま商店が作詞作曲し、46酒造所と代表銘柄を3分10秒の間に詰め込んだ曲「盛り泡ろう!」に合わせ、総勢100人超が体いっぱいに“泡盛愛”を表現している。砂川部長は「歌詞の酒造所と振り付けを覚えて、盛り上がってほしい -
ギネス認定、324人が沖縄そば作り 最大人数で挑戦 浦添
2017/09/11 16:00世界最大人数での麺作りに挑戦する参加者ら =9月9日、浦添市の仲西中学校体育館【浦添】沖縄県浦添市の仲西中学校体育館で9日、「世界最大人数での沖縄そば作り教室」と題した麺作りでギネス世界記録を目指すイベントが開かれ、324人が一斉に沖縄そばを打ち、ギネス世界記録に認定された。浦添青年会議所が企画・主催した。ギネス・ワールド・レコーズ社の公式認定員が見守る中、イベントに参加した家族連れや市民らが三角 -
沖縄県外移設、なぜできなかった? 普天間第二小元教員、元児童が手紙 鳩山氏と7年越し面談
2017/09/11 16:00鳩山元首相(右)と握手する下地律子さん(中央)、手紙を書いた多和田有紗さん(左)=9月9日、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター2010年、普天間飛行場の移設先を「最低でも県外」と明言していた当時の鳩山由紀夫首相に、普天間第二小の児童らの手紙を直接、手渡した同小元教員の下地律子さん(62)と、手紙を書いた琉球大学1年の多和田有紗さん(18)の7年越しの鳩山氏との面談が9日、那覇市内 -
折り鶴のレイで世界一 長さがギネス認定 沖縄市民平和の日
2017/09/08 14:00折り鶴をつなげて作られた9.7キロメートルのレイの長さを測る関係者ら=7日午前11時7分ごろ、沖縄市の沖縄市体育館【沖縄】折り鶴を1本のロープでつないだレイの長さでギネス世界記録に挑戦する沖縄県沖縄市の事業「折り鶴プロジェクト 最も長い折り鶴レイ」の公開測定が7日、沖縄市民体育館で行われ、2013年に広島市で樹立された7千メートルを上回る9775・33メートルでギネス世界記録に認定された。33万3 -
パッションフルーツ 販路拡大 ネット活用、全国へ
2017/09/08 14:00パッションフルーツの販路拡大の取り組みを進める(左から)小池柾さん、美智代さん、柚さん=糸満市大里「小池さん家」では、小池功さん(55)と美智代さん(55)の夫婦がパッションフルーツなどの果実を育てている。パッションフルーツは「おきなわ花と食のフェスティバル」で賞を受けるなど高い評価を受けており、息子の柾さん(22)が「両親がおいしいパッションフルーツを生産している自信があったので、もっと多くの人 -
離島の水不足解消へ淡水化施設 沖縄県、阿嘉島に整備へ、伊是名にも常設方針
2017/09/08 14:00阿嘉島・慶留間島の水源枯渇の恐れを受けて、島に搬送される可搬型海水淡水化装置(沖縄県企業局提供)離島の上水道事情を改善するため沖縄県企業局が2020年度までに、座間味村の阿嘉島に常設の海水淡水化施設を整備する方針であることが7日分かった。今夏も阿嘉島では降水量の少ない状態が続いているため、県企業局では移動式の海水淡水化装置の貸与を6日に決めていた。常設の海水淡水化装置について、県企業局は20年度ま -
「チーイリチャー」沖縄本島で販売再開 八重山から取り寄せ
2017/09/07 12:00大鍋でチーイリチャーを作るフレッシュミートがなはの我那覇宏生取締役専務=4日、名護市宮里のフレッシュミートがなは【名護】沖縄県北部食肉協業組合が4月から豚の血の出荷を停止し、郷土料理「チーイリチャー(チーイリチー)」が本島内で出回らなくなってから約3カ月。名護市の肉の卸売業「フレッシュミートがなは」は4日、八重山食肉センターから取り寄せた血を、チーイリチャーに加工し、提供した。本島内で久しぶりにチ -
畜産女子「今がハッピー」 名古屋出身の柴田奈純さん、牛に魅せられ沖縄移住
2017/09/07 12:00「牛はほっとけないし、飽きない。本当に楽しい」と笑顔で語る柴田奈純さんと「はな」=8月31日、糸満市武富の南部家畜市場【八重瀬・糸満】「私は畜産女子」―。名古屋市出身の柴田奈純(なずみ)さん(28)は、2016年7月から沖縄県八重瀬町世名城の城間畜産東風平農場で和牛畜産家として28頭の世話に奮闘している。動物病院や塾、ガソリンスタンドなどで働いてきたが「今が一番ハッピー。つらいと思ったことはない。 -
タブレット活用で運賃決済 三和交通、外国客要望に対応 売り上げもアップ
2017/09/07 12:00三和交通が導入したタブレットによるクレジットカード決済システム=4日、南風原町の同社沖縄県内タクシー大手の三和交通(南風原町、又吉スミ子社長)は、増加する外国人客への対応の一環として、タブレット端末を利用したクレジットカードによる決済システムを今年5月から導入した。現在までにタクシー259台のうち170台が同システムを使用し、将来的には全車両に導入する。同社は「簡単にカード決済ができるようになり、 -
「コーヒー愛」香る市場、入れ方にこだわり配達も 那覇市牧志、壺屋
2017/09/06 12:00近くの店にアイスコーヒーを配達する「ザ・コーヒースタンド」の上原司さん(右端)=8月29日、那覇市牧志多くの人が行き交う沖縄県那覇市牧志から壺屋のマチグヮー(市場)周辺には近年、コーヒー店が増えている。なは市場振興会によると、過去2年で少なくとも6店舗増えた。豆や入れ方、アレンジにこだわる個性的な店ばかり。「人が歩く路地裏」に魅せられた店主たちは「市場周辺をコーヒーの聖地にしたい」と、静かな野望を -
便から病気を予測 機器トイレに設置するだけ 琉球インタラクティブ開発
2017/09/06 12:00ウェブ制作などを手がける琉球インタラクティブ(宜野湾市、臼井隆秀社長)は、トイレに設置するだけで排せつ物から病気のリスクを予測し、利用者に通知する製品「GAIA」の開発を進めている。便や尿に含まれている成分を分析し、さまざまな病気の疑いを利用者に知らせる。臼井社長は「(GAIAで)医師をサポートできるようにして、医療全体の発見につなげていきたい」と目標を掲げる。GAIAは便や尿に特殊なセンサーを当 -
おじい、おばあ、また来年 旧盆最終日、家族集まり「ウークイ」
2017/09/06 12:00ウチカビを燃やして先祖の霊を見送る小濱さんの親族ら=5日午後9時半ごろ、那覇市(大城直也撮影)旧盆最終日のウークイに当たる5日、沖縄県内各地では親戚一同で先祖の霊を見送る人たちの姿が多く見られた。那覇市山下町の小濱定彦さん(80)宅では、午後9時すぎから続々と弟や妹、子や孫など18人が集まった。仏壇の前で線香をたき、ウチカビ(あの世のお金)を燃やして先祖を供養し、家族の健康を願った。定彦さんは「こ -
高校生が地域を防災 ハザードマップや非常食開発
2017/09/01 14:00研究成果を城間幹子市長に報告する那覇商業高校生徒商業研究部の部員ら=31日、那覇市役所9月1日は防災の日。沖縄県立那覇商業高校生徒商業研究部は、防災意識調査やハザードマップの作成、非常食開発など、地域の防災に関する研究を展開している。7月の県高校生徒商業研究発表大会で発表し、優秀賞を受賞した。岩手県陸前高田市出身で東日本大震災を経験した部員の高3の熊谷晴希さん(17)は、「震災の経験を前向きに生か -
味も伝統も継承 創業160年の首里「山城まんじゅう」6代目秀史さん
2017/08/31 13:00首里の老舗「山城まんじゅう」の6代目として奮闘する山城秀史さん=15日、首里真和志町の山城まんじゅう店内伝統を途絶えさせてはいけない-。創業160年の那覇市首里真和志町にある老舗「山城まんじゅう」の6代目店主の山城秀史さん(37)は、体力の限界を理由に一度は店をたたむことを決めた両親の思いを酌み、跡を継いだ。地域や常連さんからの「(店が)なくなるのは寂しい」との声が後押しになった。3月から始めた見 -
沖縄県産グルクン激減 潜り手不足で食卓に届かず 水揚げ拠点 宮古・伊良部
2017/08/30 13:00アギヤー漁 サンゴ礁に沿って移動するグルクンを追い、潮流を読みながら袖網や袋網を張り、魚群を複数の潜り手で追い込む伝統漁法。1877年ごろに与那城漁民が編み出したとされる。伊良部島へは大正初期ごろ、糸満漁民が伝えたとされる。糸満や八重山でも盛んだったが、現在は伊良部島のみで行われている。グルクンの漁獲量は日本復帰の1972年以降、81年の1244トンがピークだった。グルクンは70年に県魚に指定され -
フォトジェニックなアート系男子 ジュノンボーイ・鈴木一平が目指すもの
2017/08/29 14:00高校時代に制作した作品「新・能面物語」の1部と共に=2017年8月、那覇市内「作品をつくるとき、自分の作品の中に、秘密を隠して楽しんでいるんです」少し恥ずかしそうに言葉を紡ぎ出すのは沖縄県立芸術大学で陶芸を学ぶアート系男子・鈴木一平さん(19)。性差を越えた美しさと屈託のない笑顔がまぶしい。饒舌ではないけれど、一瞬にして周囲を和やかな空気に包み込む不思議な魅力を帯びている。実は彼、俳優や歌手を目指 -
熱く“愛”語り合う 「闘牛女子」が初交流会
2017/08/28 15:00記念撮影する闘牛女子のメンバー=19日、うるま市石川伊波【うるま】観光資源としても注目される闘牛の魅力を“女子目線”で紹介する「闘牛女子」の初の交流会が19日、沖縄県うるま市石川伊波のハンバーガー店「BONES」で開かれた。約20人が参加し、闘牛を好きになった理由を話したり、闘牛ファンを増やす方策を紹介したりして、懇親を深めた。メンバーは姉妹や子ども連れ、夫婦などで参加した。初対面の人たちもいたが -
待ってたこの味 城間さんのケーキ再開 「休業」張り紙に復帰要望
2017/08/25 16:00休業の張り紙に寄せられたメッセージを見てほほ笑む城間幸市さん=22日、那覇市宇栄原の城間和洋菓子店「しろまのおじさん、待ってるよ」「おじさんのケーキが食べたい」―。沖縄県那覇市宇栄原の「城間和洋菓子店」の休業を知らせる張り紙が、再開を待ち望む常連客のメッセージでいっぱいになり、21日に店は再開。話題を呼んでいる。店主の城間幸市さん(77)は「これを見たから」とメッセージを見つめて、予定より早めに再 -
「県産寝具をブランドに」地元素材活用、県内4社が組合設立へ
2017/08/24 12:00県寝具製造業協同組合を設立する(左から)マルイチの新垣太輝さん、屋富祖商事の上間文覚さん、眠りの駅の新垣浩史さん、大山タタミ店の大山正人さん=20日、眠りの駅浦添店県内で布団や枕、畳、ゴザの寝具を製造・販売する4社が集まり、県寝具製造業協同組合の設立に向けた準備を進めている。沖縄の気候風土に合わせた快適な寝具を提案するほか、ビーグ(イ草)や月桃など地元の素材を使った新製品の開発、伝統工芸と協業した -
バスガイド、時々オペレーター 那覇バス・琉球バスとコールセンター「りらいあ」提携で人手不足解消に
2017/08/23 12:00コールセンターで活躍するバスガイドの女性たち=那覇市第一交通産業グループの那覇バス、琉球バス交通は団体用の観光バス需要が減る夏季対策として、業種を超えた閑散・繁忙期の人材マッチングをコールセンターとの間で実施している。コールセンター側では衣料や家電の通信販売・顧客対応で春から夏場にかけての繁忙期対応として、コミュニケーションスキルにたけたバスガイドの受け入れを拡大している。観光バス業界では修学旅行 -
優しい母 生きた証し 「対馬丸」撃沈73年、平和願い託す写真
2017/08/22 12:00母の遺影を対馬丸記念館に展示することを決めた金城園子さん(左)と娘の仲本江利子さん=19日、沖縄市戦時中、沖縄から本土に疎開する児童や一般疎開者が乗った「対馬丸」が鹿児島県・トカラ列島の悪石島(あくせきじま)沖で米潜水艦の魚雷に撃沈されて、22日で73年になる。沖縄市の金城園子さん(85)は、一般疎開で乗船し亡くなった母・島袋末(すえ)さん=名護市出身=の写真を那覇市若狭の対馬丸記念館に提供する。 -
大きなうちわで福の風 沖縄・首里赤田町の「みるくウンケー」
2017/08/21 12:00みるくに大きなうちわで厄を払ってもらう住民ら=20日、那覇市首里赤田町那覇市首里赤田町の伝統行事「みるくウンケー」が20日、地域の公民館・赤田クラブを中心に行われた。みるくが地域を練り歩くスネーイと、みるくにささげる奉納芸能で、住民らは無病息災と五穀豊穣を祈願した。スネーイは午後4時半に始まり、みるくを先頭にした行列がクラブを出発。縦笛「ピーラルラー」や小太鼓「クー」などの楽器で「赤田首里殿内」を -
宜野湾で私たちは「買われた」展 少女の救いに
2017/08/18 18:00自身の過去を紹介しながら学習会で講演する仁藤夢乃さん。少女たちの支援で大切なことなどを説明した=16日、宜野湾市男女参画支援センターふくふくかつて「売春」せざるを得なかったことがある少女たちが自らの体験や思いを表現する企画展「私たちは『買われた』展 in Okinawa」(同実行委員会主催)が18、19日、宜野湾市男女共同参画支援センターふくふくで開かれる。居場所を失った少女たちの支援を続ける「C -
1400グラムの体に人工心肺 手術2度、困難越え杏樹ちゃん退院
2017/08/17 12:00杏樹ちゃんを抱える父親の祐樹さん(前列右から3人目)と、長女思月(しづき)さんと笑みを見せる母親の樹里さん、杏樹ちゃんの治療に当たった医療スタッフら=16日、南風原町の南部医療センター・こども医療センター世界でも症例が少ない体重1500グラム以下での人工心肺の装着を受け、救命することができた子が16日、沖縄県の南部医療センター・こども医療センターを退院した。退院したのは平良杏樹(あんじゅ)ちゃんで