琉球新報の最新ニュース
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「また立ち上がる」 翁長前知事妻・樹子さん ゲート前抗議へ
2018/12/17 12:38「これだけ民意をないがしろにできてしまう国は一体何なのか。この国の在り方が問われている」。8月に死去した翁長雄志前知事の妻・樹子さん(63)は14日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前を訪れ、土砂投入を強行した政府に憤りをあらわにした。玉城デニー知事が基地建設阻止に向け動く中で、辺野古へ足を運ぶことにはためらいがあったという。「デニーさんが頑張っている時に、翁長の名前が重なるのは申し訳ない」 -
米軍部品落下事故の風化防止イベント 宜野湾市、後援せず 市長「政治的懸念」
2018/12/14 12:00【宜野湾】昨年12月に緑ヶ丘保育園と普天間第二小で起きた米軍の部品落下事故の風化を防ぐため、緑ヶ丘保育園の父母らが今月22日に開くイベント「ことりフェス」(同実行委員会主催)について、宜野湾市が後援を断っていたことが12日、分かった。松川正則市長は12日の市議会本会議で理由について「政治的になる可能性が懸念がある」と説明し、市長判断で決定したとした。一方、実行委の与那城千恵美委員長は「子どもを守り -
青い海と島々を眼下に 沖縄の空遊覧を商品化
2018/12/14 12:00小型航空機のチャーターサービスを展開するSKY TREK(東京都、永堀敬太社長)は2019年春にも沖縄を拠点にチャーターや遊覧飛行などの旅行販売を企画している。13日、県内の観光業界関係者やマスコミ向けの試乗会があり、沖縄の島々や海の景色が楽しめる空の旅を満喫した。同社は17年8月から会員制でスタート。今年10月から一般、代理店向けの予約・販売を開始した。米クエストエアクラフト社の「KODIAK1 -
「トランプさん 辺野古中止して」 ロバート梶原さん 沖縄県系4世が署名活動 請願へ10万筆目標
2018/12/14 12:00【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事を、少なくとも県民投票がある来年2月24日まで止めてほしいと、トランプ米大統領宛ての請願を募るインターネット署名が8日から始まっている。署名はホワイトハウスの請願サイト「We the People」で募っており、日本時間の12日現在、約7300筆が集まっている。開始から30日以内に10万筆が集まれば、ホワイトハ -
犬のアロー、猫の子に乳 本部・備瀬 優しく“添い寝”も
2018/12/13 13:00【本部】沖縄県本部町備瀬の玉城徳雄さん(80)宅に犬と猫の“親子”が飼われている。8歳の犬のアローはダックスフントの雌で黒色。10月上旬、玉城さんの自宅で猫が4匹生まれた。そのうちの1匹、白い子猫がアローと仲良くなり、アローが優しく母乳で育てたという。アローは子猫の体をなめるなどしてかわいがり、子猫はアローの背中で遊んでいる。今では一緒に仲良く眠るという。親戚の新里友勝さん(72)は「犬が妊娠もし -
カツカレー食べて頑張って! 普天間高PTA 3年生に提供
2018/12/13 13:00【宜野湾】大学受験に向けて鋭気を養ってもらおうと、普天間高校(久場政彦校長)で7日、同校PTA(外間より子会長)が3年生400人へカツカレーを振る舞った。生徒らは保護者の愛情たっぷりの料理を元気よく頬張っていた。さまざまな進路へと挑む生徒たちを元気づけようと、近年、この季節の恒例行事となっている。保護者らが前日から仕込みを開始し、職員やお代わりの分を考え、600食を用意した。宮城竜幸教頭が「丹精込 -
ゴミがすべての始まりだった 沖縄の若者がビーチクリーンをする理由
2018/12/13 13:00【読谷】県内の若者らによるビーチクリーンチーム「ゴミがすべての始まりだった。」(友寄隆秀代表)が、8年ぶりに活動を再開させた。11月18日には、読谷村の波平海岸でビーチクリーン活動「gomisube(ゴミすべ)」を実施した。今後は2カ月に1度のペースで活動するという。62人が参加し、ごみ拾い後はごみに付いているバーコードからどこの国から漂着したのかを調べた。チーム「ゴミがすべての―」は2004年に -
タイワンハブ生息域拡大 県内、9年で捕獲数5.5倍 生態系への影響懸念
2018/12/12 12:42特定外来生物に指定されている毒ヘビ「タイワンハブ」が、沖縄県内で生息域を広げている。2007年は347匹だった捕獲数は、16年は1934匹となり、約5.5倍に増えた。現在やんばる3村では確認されていないが、希少な在来種など生態系への影響も懸念される。県保健医療部の砂川靖部長は11日の県議会11月定例会で、タイワンハブが多く生息する名護市喜瀬から恩納村名嘉真をフェンスで囲んで捕獲器300器を設置し、 -
宮古に6000室リゾート ユニマットプレシャス 24年度末、シギラ増設 売上高1000億、市内に新会社
2018/12/12 12:41ユニマットのグループ企業で、リゾートホテルやゴルフ場経営などを手掛けるユニマットプレシャス(東京、高橋洋二会長)が、沖縄の事業を独立させ、新会社の本社を宮古島市に設置することを検討していることが11日、分かった。プレシャスの2017年度の売上高は289億円、そのうち沖縄の事業は約120億円を売り上げている。経営する宮古島のシギラリゾートは24年度末までに客室総数を6千室に増やす計画で、売上高1千億 -
安慶田氏の口利き認定 那覇地裁、525万円賠償命令
2018/12/12 12:382015年度の教員採用試験を巡る口利き疑惑について、当時沖縄県副知事の安慶田光男氏が虚偽の証言で名誉を傷つけられたとして、前教育長の諸見里明氏に損害賠償などを求めた訴訟の判決で、那覇地裁の平山馨裁判長は11日、安慶田氏の口利きはあったと認定した。安慶田氏の訴えは不法行為に該当するとし、反訴した諸見里氏へ損害賠償計525万円を支払うよう命じた。安慶田氏側の請求は棄却した。判決について安慶田氏はコメン -
那覇市、観光バス路駐防止へ待機場整備 明治橋横、国際通りの渋滞緩和図る
2018/12/11 12:00沖縄県那覇市は、市通堂町にある明治橋駐車場・仮設バスターミナル跡地に常設となる観光バス待機場を設置する。関連費用を含む補正予算案を12月市議会に提案し、2019年度早期の利用開始を目指す。市内では観光客を待つ観光バスが路上に駐停車することが常態化し、渋滞の発生や安全面の問題が指摘されてきた。待機場設置で、課題解決を目指す。10日の市議会本会議で桑江豊氏(公明)の質問に名嘉元裕経済観光部長が答弁した -
「今こそ沖縄の怒りに耳を」 ウーマンラッシュアワー 辺野古絡め風刺漫才
2018/12/11 12:009日夜にフジテレビ系列で全国放送された番組「THE MANZAI 2018」で、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん、中川パラダイスさんが名護市辺野古の米軍基地建設や石垣市の自衛隊基地建設、LGBT(性的少数者)、朝鮮学校など、少数者の声に無関心な社会状況への風刺を交えた漫才を披露した。昨年に続き、2年連続で辺野古や原発などの問題を取り上げた。村本さんは辺野古で進む基地建設に触れ「 -
スカイランタン、夜空彩る 沖縄・与那原 温かな光に歓声
2018/12/11 12:00【与那原】LEDを入れた「スカイランタン」を打ち上げ、音楽や食べ物を楽しむイベント「よんな~みずべのマルシェとスカイランタン」(与那原町主催)が2日、与那原町の御殿山親水公園と御殿山青少年広場で開かれた。たくさんの親子連れやカップルなどでにぎわった。500個のスカイランタンが一斉に夜空に放たれると会場は温かなオレンジ色の光に包まれ、歓声が上がった。スカイランタンは、四角柱の紙の中に風船を入れ、風船 -
首里城の朱 鮮やかに 漆塗り直し3年
2018/12/10 12:45沖縄総合事務局は6日、2016年度から約3年にわたって実施してきた首里城(那覇市)正殿の漆塗り直し作業が11月29日で完了したと発表した。1992年に復元されて以来、外壁部を全面的に塗り直したのは初めて。竜や獅子の模様を施した唐破風(からはふ)、正殿から突き出す4本の向拝柱(こうはいばしら)などに施された彩色や金箔(きんぱく)も修復して、復元当時の鮮やかさを取り戻した。首里城は天然塗料を塗っている -
祖父母と自分をもっとつなげる「まごころポスト」 リュウキュウフロッグス10期生 成果報告会で発表
2018/12/10 12:42テクノロジーと創造力による社会課題の解決を目指す人材育成事業「Ryukyufrogs(リュウキュウフロッグス)」の第10期生研修発表会が9日、那覇市の琉球新報ビルで行われた。今夏に米国シリコンバレーに派遣された中高大生6人が3班に分かれ、写真印刷機能を備えたデジタルポストや食品添加物の安全情報が得られるアプリ、自分の夢や目標に合った参考書や勉強法が得られるアプリのアイデアを発表した。社会課題解決と -
生活脅かす 負の遺産 那覇不発弾処理 住宅街に爆発音
2018/12/10 12:40那覇市宇栄原で不発弾の爆破処理が行われた9日、住宅街に「ドーン」という爆発音が広がった。現場は民家に挟まれ、アパートも立ち並ぶ住宅密集地。避難対象は約千世帯、約70事業所、計約2500人に上った。生活空間の間近で見つかった不発弾に、周辺住民からは「驚いた」「戦争がまだ続いているようだ」などと不安の声が上がった。午前8時半すぎ、不発弾処理を知らせる広報車が区域内を走り、那覇市の職員が直接民家を訪問す -
わが子の通う保育園が事故現場になった…あれから1年 母親たちの思い
2018/12/07 12:00【宜野湾】宜野湾市の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品カバーが落下した事故から、7日で1年を迎えた。園の保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」は原因究明や園上空の飛行禁止を訴え続けている。会長の宮城智子さん(49)、書記の与那城千恵美さん(45)、佐藤みゆきさん(37)に今の思いを聞いた。―部品落下から1年が経過した。宮城 米軍機は今も上空を飛び続けている。空の状態は全く変わっていない。最近は飛行する機 -
「女性活躍」が進まない本当の理由~沖縄の実態から考える【働き方改革@沖縄(5)】
2018/12/07 12:00女性活躍推進法が2016年4月に施行され、2年以上経ちました。皆さんの職場で“女性活躍”は進んでいますか。「『女性活躍推進』と聞くと、『もっと女性が頑張れよ』と言われているように感じる。女性が働きやすい社会ではない中、仕事、家事、育児など、さまざまな役割を担って毎日必死で動いている私たちに、これ以上頑張れというの?」組織コンサルタントという職業柄、多くの働く女性と接する機会がありますが、女性たちか -
オレンジレンジ・YOHが大学で講演「困難 投げ出さないで」
2018/12/07 12:00沖縄市出身のバンド「ORANGE RANGE(オレンジレンジ)」のベーシスト、YOHさんが11月29日、沖縄国際大学に社会人講師として招かれ、自身の音楽活動や被災地での支援活動を語り「困難にぶつかっても投げ出さないで」と訴えた。産業情報学部の宮森正樹教授の特別授業。オレンジレンジは2001年に結成された。「それまで何の取りえもなかった」と語るYOHさんは次第に音楽にのめり込み、03年にはメジャーデ -
ふるさと納税で本部高校を支援 沖縄県内有数の観光地、本部町が人材育成のため新設
2018/12/06 12:00【本部】沖縄県本部町は3日、記者会見し、ふるさと納税を活用した本部高校(仲宗根勝校長)の支援を始めると発表した。本部町のふるさと納税は納税者が寄付金の使用目的を選択できる仕組みで、町は11月30日、選択項目に本部高支援の特別枠を新設した。町によるとふるさと納税で特定の高校支援枠を設けたのは県内初。平良武康町長は「古里を巣立った多くの方からの支援をお願いしたい」と呼び掛けた。町によると、2017年度 -
久高島麦のビール開発 フルーティーな香り 浮島ブルーイングと沖縄雑穀生産者組合
2018/12/06 12:00沖縄県那覇市牧志でクラフトビールを製造・販売する浮島ブルーイングが、南城市久高島産の裸麦を使用したクラフトビール「久高島ヴァイツェン」を開発した。15日からたるとボトルでの販売を始める。裸麦特有のフルーティーな香りと穀物の甘みが楽しめる。これまでたる限定で販売していたほかのクラフトビールも同日からボトル販売を始める。久高島ヴァイツェンは、330ミリリットルのボトルを750円で販売する。浮島ブルーイ -
カレートラックで日本一周 沖縄市停車「出会い楽しみ」1月まで滞在予定 愛知の近藤、大久保さん
2018/12/06 12:00【沖縄】カレーを販売しながら日本一周に挑戦中のフードトラック「カレーコミュニケーション」が、このほど沖縄へ到着した。挑戦しているのは、愛知県の近藤和真さん(29)と大久保晃介さん(28)。11月28日には、カレーを通した出会いを求めて沖縄市安慶田の居酒屋「千広会館」前の路上に立った。レストランやバーで働いた経験のある2人は、それぞれ飲食店とゲストハウスを開店する夢がある。実現を前に、今しかできない -
那覇バス運転手が一時居眠り運転 歩道乗り上げ、けが人なし
2018/12/05 12:404日午前9時ごろ、沖縄県那覇市の安謝交差点で左折をするはずの路線バスが操作を誤り、中央分離帯に乗り上げた。バスを運行する那覇バス(那覇市)によると、運転手の男性が一時居眠り運転をしていた。乗客は数人乗っており、男性は客から声を掛けられて意識が明瞭になった。けが人の情報はない。同社によると、男性は4日午前6時台に那覇市内の始点を出発した。「一瞬寝たかもしれない」などと話している。 -
バイオレット販売終了 愛され半世紀超 歴史に幕
2018/12/05 12:38沖縄限定紙巻きたばことして親しまれてきた「バイオレット」が近く販売を終了する。米統治時代の1959年に琉球たばこの製品として販売が開始され、日本復帰後は日本専売公社を経て日本たばこ産業(JT)が販売している。店頭での在庫が売り切れ次第、廃止となる。これにより沖縄限定紙巻きたばこで残るのは「ウルマ」だけになる。復帰前、葉たばこ生産が伸びる中、民間のたばこ製造会社「琉球煙草」「オリエンタル煙草」「沖縄 -
沖縄市の中央パークアベニューで多国籍な街とせんべろを楽しむ
2018/12/05 12:34ビジネスセンター通りとして、戦後の沖縄で有数の繁華街だった現在の沖縄市センター中央通り(通称・中央パークアベニュー)。1973年のドルショックにより閉店が相次ぎ、家族が集える場にしようと84年にパークアベニューが誕生した。今でも多国籍の人たちが店を営み、歩く街にはかつての面影も残る。昨今のせんべろブームで若者の姿も戻ってきた。通りの古今をほろほろ(ぶらぶら)した。夜の活気の発生源夕暮れ時、にぎわい