俳優の萩原健一(60)が18日、東京・神保町の三省堂書店で著書『日本映画[監督・俳優]論』の発売記念イベントを行った。同書は、日本映画に対する思いや、故黒澤明監督らについて語った証言集である。文芸評論家・すが秀実(61)との対談形式で、1970年代から俳優として活躍する萩原の黒澤監督との映画談義や神代辰巳監督との関係、演出家・蜷川幸雄(75)との意外なつながりから、90年代における自身が演じる役柄の変化の理由などを語っている。萩原は「共演したことはないけど、三船敏郎さん(故77)や仲代達矢さん(77)、山崎努さん(73)、江守徹さん(66)…言ったらきりがないけど、いろいろな人に影響を受けました」と話した。また、現在交際中のモデル冨田リカ(48)について聞かれると、「もう普通ですよ、普通。あの方もいい年だし、僕も60だから。恋愛は年とともに勢いはなくなっている。結婚とか籍を入れて何かする時代じゃない。よきパートナーというか、相性がいいからお付き合いする」と照れくさそうに話した。「デートはしますけど、慌てずにね」と笑顔を見せた。(撮影:小山伸正)