「羽生結弦選手がソチ代表に選ばれて以来、目に見えて絵馬の数が増えていきました。例年の倍になっていますね」
そう語るのは、兵庫県にある弓弦羽神社の宮司・澤田政泰さん。神社名が羽生結弦選手(19)と似ていると口コミで話題になり、彼の熱狂的ファン「ユヅリスト」たちの聖地となっているという。
過熱ぶりを表すように、中にはレースをあしらったり絵具で立体感を出すなどの“デコ絵馬”まで並ぶ。「金メダルがとれますように」といったものから「健やかに成長されて……」と、まるで母親のような祈願をするファンも!取材時にも全国から訪れるファンの姿があった。
厄除け、諸願成就、交通安全、恋愛、結婚などにご利益があるというこの神社。実際に羽生も訪れたことがあると澤田さんは明かす。
「ファンの方に教わったそうで、3年前にお母さんと2人で来られました。当時は華奢なコだなという印象しかなかったのですが、こんな選手になられるとは……」
当時、彼は絵馬にこんな願いを綴っていた。
《世界のトップになれますように…そして、東北の光となれるように!》
見事”強運”を引き寄せ願いを叶えた神社。今後もユヅリストが殺到しそうだ。