「とっても素敵な温泉宿があるんだけど、今度一緒にいかない?」「ダメよ〜ダメダメ!」——中年男性・細貝さんが、アンドロイドの朱美ちゃんを口説き続ける……。

 一見シュールなやり取りと「ダメよ〜ダメダメ!」のフレーズで大ブレーク中の女性お笑いコンビ「日本エレキテル連合」。今年の「新語・流行語大賞」の有力候補ともいわれているが、本人たちは、どう思っているのだろう?中野聡子(30)、橋本小雪(29)の2人を直撃した。

「実はもう朱美ちゃんネタは好きじゃなくなってしまったんです。本来の朱美ちゃんは、子供が泣きだしてしまうような、もっと怖いイメージのキャラクターだったんですよ。それがいまじゃ“かわいい”と言われるようになってしまって……」(中野)

「『朱美ちゃんと細貝さん』だけじゃなくて、ほかにもいいネタがいっぱいあるんですけど、どのテレビ番組でも、朱美ちゃんしかオファーがないんですよ」(橋本)

 バラエティ番組からひっぱりだこの2人だが、テレビならではの制約もあり、ジレンマを感じているようだ。

「朱美ちゃんも、本当は大人用のドールなんですが、テレビではアンドロイドということにしています」(中野)

 テレビ局では朱美ちゃん以外のネタも見せてアピールしているそうだが、なかなかOKが出ないという。

「ディレクターさんから『番組に出る気ないでしょ?(笑)』って言われます。下ネタが多いですから、しばしばネタのNGをいただくこともありますね。“きわどすぎてお茶の間に放映できない”ということのようです。だからテレビでやるときには舞台でやるときよりも、かなりアレンジせざるをえません」(中野)

 現在、日本エレキテル連合のキャラ数は何と100以上!テレビでは見られないネタもYouTubeで好評配信中だ。またDVDは『シリアル電気』『腹腹電気』が発売中。12月24日には単独公演DVD『エレキテルプラネット』が発売予定。気になる人は、ぜひチェックしてみては?

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