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オフィスや、お仕事終わりにホッと一息つきたい、お道具を揃えてきっちり始めるには、まだ・・・・・・という女性も多いのではないでしょうか。OL茶道は、その名のとおりカジュアルに楽しめる茶道を目指して、遠州流茶道 小堀優子(26)と、茶道にチャレンジしたいアイドル・森咲樹(アップアップガールズ(仮))が、教え、学びながら新しい茶道を提案。

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小堀優子「では咲樹さん、お道具が揃っておもてなしする側の準備ができましたね。お茶をたてたことありますか?

森咲樹「あります。でも保育園のときなので、もう忘れてしまいました」

小堀優子「お稽古をはじめたばかりだと、お茶をたてるのか・・・とかまえちゃうこともあると思いますけど、お客様が来たときに咲樹さんもケーキとコーヒーを出してお出迎えをすることがありますよね? そのときに、せっかくですから和菓子とお抹茶を出してみるのはいかがでしょう? そのためにも練習してみましょう」

森咲樹「なるほど。ステキなおもてなしですね! よろしくお願いします!」

小堀優子「咲樹さんに「何でもいいのでお茶碗を持ってきてください」とお伝えしていましたが、見せていただけますか?」

森咲樹「おばあちゃんからもらったお茶碗を持ってきました!」

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小堀優子「扇の模様と、楓。京焼の素敵なお茶碗ですね。お茶碗のストーリーをお客様に伝えるということが茶道でいうおもてなしの第一歩になります」

森咲樹「お茶碗のストーリー?」

小堀優子「誰からいただいたお茶碗なのかとか、どんなところで買ったのかとか。例えば、「咲樹さんは白が好きだと聞きたので、咲樹さんのために白いお茶碗をご用意しました」などお話をすると、とても面白くて楽しいと思いませんか?」

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森咲樹「用意してもらった側も嬉しいですし、お茶碗を通して自分のストーリーを共有でできるんですね!」

小堀優子「茶道の醍醐味のひとつと言えますね。普段と違うことは、お茶席に入ったときは「今日何々があったよ」とか「今日の洋服は」とかそういう世間的なお話はせずに、お道具を介して会話をすること。「このお茶碗はどうです」とか「今日のお掛けものには、こんなことが書いてあります」とか。お道具を介して会話をすることがお茶会の中でルールになっていまして、咲樹さんがおっしゃったように「このお茶碗はおばあちゃんから頂いたものですよ」と伝えていただくことがお客さまや、亭主の方の喜びだったりするんです。今後も、何か自分とゆかりのあるものを持ってきていただくと、お客様も喜ばれると思いますよ」

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森咲樹「お茶をたてることに集中しがちですが、ひとつひとつに意味が込められていて、改めて茶道は奥深いなあと思いました」

小堀優子(こぼりゆうこ)

遠州茶道宗家 13世小堀宗実家元の次女として生まれる。幼少より祖父12世宗慶宗匠と父宗実家元より、茶道の手解きを受ける。学習院大学法学部卒業。在学中よりラクロスで活躍。日本代表として活躍するとともに、後進の指導にあたる。平成22年より、父宗実家元の内弟子修行を始める。

●個人ブログ
「遠州流…優子の茶道ひとり言~綺麗さび 遠州流とわたし~」

森咲樹(もりさき)

2011年結成されたアイドルグループ、アップアップガールズ(仮)のメンバー。現在テレビ東京系で放送中の『チャージ730!』(毎週月~金曜朝7時30分~)ではお天気キャスターに抜擢され月曜日担当チャージガール!として活躍中。NHK Eテレ放送中『Rの法則』(月~木曜午後6時55分~)にもレギュラー出演中。

個人ブログ
アイドル&お天気キャスター 森咲樹が初めて出会う「茶」から発見するたくさんの想い「森Tea 百茶百想~お茶と私のあれこれ~」

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