(写真:アフロ)
「日本国内でのねこの飼育頭数が犬を超えた」「ネコノミクスが日本を救う」「空前のねこブーム」――。最近、やけにねこのニュースを耳にしませんか? そこで、4月17日に発売となる特別ムック『ねこ自身グルーミング』(光文社・694円+税)取材班が調査を開始。すると、各国の業界は「ねこ」で回っていることが明らかになった! そんな衝撃スクープを紹介。
【政界】イギリス中枢では“ネズミ捕獲長”が絶大な権力を!
歴史ある建造物が立ち並ぶロンドンの官庁街は長い間ネズミに悩まされてきた。その対策として首相官邸には代々“ネズミ捕獲長”の役職を与えられた公務員待遇のねこがいる。現在、隊長を務めるのはラリー。動物保護施設出身のオスで、就任翌年に職務怠慢(笑)で更迭された過去を持つ。外務省にはパーマストン、財務省にはグラッドストーンという名のねこが同様の職に就いているが、ラリーとは犬猿の仲とか。道端でケンカする姿がニュースに取り上げられるほど注目を集める彼らは政界の陰のフィクサーという噂も!?
【美術界】ロシア「エルミタージュ美術館」には警備員ねこが!
サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館には、世界有数のコレクションと同じぐらい有名なねこたちがいる。住みはじめたのは18世紀からで、現在は貴重な美術品をネズミの被害から守る警備のためにその数60匹とも70匹以上ともいわれる大部隊が地下で暗躍しているというから驚きだ。彼らには写真付きの身分証明書が発行されているそう。毎年3月にはねこの日のイベントも開催され、暮らしぶりを見学できるツアーなども行われているとか。
【宗教界】厳格な「ロシア正教会」の司祭を癒す!
厳格かつ保守的なことで知られるロシア正教会の司祭たちが、ねこにとりこにされていることが明らかに。“Global Voices”によると、現職の司祭12人が愛猫とともにポーズをとる’16年のカレンダーが話題になったそう。神聖じゃないと反対する信者もいて物議を醸したようだが、990ルーブル(約1,700円)でネットで販売され、多大な売り上げを記録したそうだ。
【ホテル業界】超高級ホテルを格上げするリュクスな“看板ねこ”!
パリのホテル「ル・ブリストル」といえば、パラスと呼ばれる最上級ホテル。ここにはゴージャスな毛並みのバーマン種のオス“ファラオン”が優雅なホテル暮らしを楽しんでいる。首輪や食事用のボウルはゴヤールを愛用するセレブぶりで、HPの動画にも登場している。またNYの老舗ホテル「アルゴンキン」にも代々オスは“ハムレット”、メスは“マチルダ”の名を継ぐマスコットキャットが。現在は茶トラの“ハムレット”が就任している。