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「やせなきゃと頭でわかっているのにダイエットが続かないという人は、あなたの中の思い込みが挫折の原因になっているのかもしれません」

 

そう語るのは、アドラー心理学に基づくカウンセリングやカウンセラー養成を行う岩井俊憲さん。ベストセラー本『嫌われる勇気』で一躍有名になったアドラー心理学。オーストリアの精神科医、アルフレッド・アドラーが創始し、過去の原因にとらわれず未来の目的に向かって進んでいく考え方だ。カウンセリングの中でこの考えを利用し、どうしてもやせられないというクライアントのダイエットを成功に導いてきた。

 

「アドラー心理学では、人間は自分で自分を変える力を持っていると考えます。変わらないのは、差し迫って変える必要がないから。しかし勇気を持ち、自覚的な努力を続けていけば、どんな人でもダイエットは必ず成功します」

 

そこで、岩井さんがアドラー式ダイエットの極意を教えてくれた。

 

【1】変えるべき行動パターンを認識する

つい食べすぎてしまうのはなぜなのか、自分の行動を見直してみる。「食事は残さず食べるもの」と躾けられた人は、食べものを無駄にする罪悪感から、食事の残りを捨てるかわりに自分の口に入れ、太っていることが多い。

 

【2】「目的」と「目標」、「計画」と「手段」を確認

なんのために、どうやってダイエットをするのか具体的に確認しておくと継続しやすい。例:「目的」=健康のため、「目標」=3カ月後に○キロになる、「計画」=カロリー制限と運動、「手段」=糖質制限ダイエットと毎日のウオーキング。

 

【3】周りに「ダイエット宣言」をする

1人ひそかに始めるより、周囲の人に「ダイエットする!」と宣言して自分を追いこみ、あとにひけない状況にする。このときにダイエット仲間をつくって、お互いの成果をチェックし合うと、ダイエットにより弾みがつく。

 

【4】毎朝、決断する

毎朝「今日は絶対炭水化物を食べない」など、その日の決断をする。ただ、友人と食事の予定があったり、パーティなど催しがある場合は、「今日は食べてもOK」と自分を許す日があってもOK。

 

【5】毎日、自分を勇気づける

たとえ小さな目標でも、達成したら寝る前に自分を「よくやった!」と勇気づける。できなくても、「明日、帳尻を合わせよう」と前向きに考えること。過去の失敗の原因を探るのではなく、できたことを見つけて自分を鼓舞しよう。

 

【6】「不完全である勇気」を持つ

ストイックになりすぎず、できなかったとしても自分を責めないようにする。たった1度の失敗でも自責の念を持つと、罪悪感による精神的な挫折からリバウンドが始まる。完璧を目指さず、「不完全である勇気」を持とう。

 

【7】劣等感を味方につける

アドラー心理学では、理想の自分と現在の自分とのギャップによって抱く劣等感を否定しない。「太っている」「着たい服が着られない」といった劣等感をモチベーションに変え、目標に向かって進んでいく力にする。

 

【8】「イエス・バット」を「イエス・アンド」に

「イエス・バット」とは、「やせたい!でも食べたい!」と、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態。理由を加えていく「イエス・アンド」の思考−−「やせたい!やせたら、あの服が着られる!」などと考えよう。

 

【9】自覚的に自己チェックを続ける

3日実践して、疲れたら1〜2日休んでもOK。1年で見れば、365日中約200日は続けていることになる。休みながらでも続ければ行動パターンが着実に変わり、リバウンドしないダイエットにつながる。

 

失敗しても自分を責めず、“やせる性格”に変わろう!

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