1月22日、田中将大投手(25)のニューヨーク・ヤンキース入りが発表された。なんと7年契約で161億円、日本人メジャーリーガーとして過去最高の契約金だ。しかし、実際のところ、手元に残るのはいくらなのか。現地のジャーナリストに聞いた。
「これほどの高額になると、税金が大変です。国の所得税にあたる連邦税が40%、州税が9%、市税が4%など、合計で総収入の半分、約85億円を税金として収めなければなりません。ほかにも、移籍交渉を手掛けた代理人には契約金の5%にあたる約8億円を支払いますから、すべて差し引くと手元に残るのは約68億円という計算になります」
’09年にマリナーズと契約したイチローも「契約金で手元に残るのは半分以下。周りが思うほどの額じゃないよ」とこぼしていたともいわれている。
支払いは基本的には、年俸を12回または24回に分けて振り込まれるという。マーくんの年俸は約23億円。12カ月に分割すれば約1億9000万円から約50%の税金が引かれた額、約9500万円が毎月振り込まれるということになる。
さらにマーくんの場合は、球団から特典として約300万円の引越し費用、約880万円かかるという専属通訳のギャラ負担、約800万円相当の家族の日米往復航空券(ファーストクラス使用)のサポートが受けられる。
こうしたヤンキースによる破格の待遇に、マーくんへの期待の大きさがうかがえる。
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