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「1時間の朝練、午後2時間のマット練習を除くと普通の大学生。息抜きはチョコレートを食べること、休みの日に栄(名古屋)に行って洋服を買うことですが、何と言っても一番好きなのは漫画。『東京タラレバ娘』を描いている東村アキコさんの大ファンなんです!」

 

と、日々漫画を読むのが欠かせないというのは女子レスリング69キロ級で金メダリストとなった土性沙羅(21)。実はリオ五輪直前、本誌は東村さんが描いた土性の似顔絵をプレゼントしていた。すると、リオからこんな喜びの声が届いた。

 

「似顔絵とメッセージは本当にうれしく、絶対に金メダルを獲るんだというパワーに変わりました」

 

東村さんも感激した様子で、こうコメントを寄せてくれた。

 

《すごすぎる!本当に金メダルとるなんて!!本当に嬉しいです。やっぱり強くてかわいい女の子は最高です》

 

普段は女子力の高い土性だが、マットで見せるたくましい上半身と並はずれたパワーはまるで別人。至学館大学の先輩で、姉のように慕う48キロ級金メダリスト・登坂絵莉の存在が大きいと自己分析する。

 

「今年の年賀状も《一緒に金メダルを獲ろう》というメッセージだったし、お酒を飲みに行っても焼肉を食べに行っても、いつも金メダルの話題が出ていました」

 

2人の友情が深まったのは、’13年の世界選手権のあとだ。登坂は優勝したが、土性は思うような結果が出せなかった。意気消沈していた彼女は、1人黙々とトレーニングをしていた登坂に声をかけた。

 

以来「沙羅」「絵莉さん」と呼び合い、ともにスパーリングをこなすようになった2人。至学館大学女子レスリング部は、憧れの先輩である吉田沙保里を輩出した名門だ。

 

同部監督で、リオ五輪レスリングのチームリーダーを務めた栄和人さんもこう見ている。

 

「2人は仲が良くて“金メダルを獲る”という高い意識をもって臨んだことが、いい結果を生んだのだと思います」

 

“姉”の存在、そして憧れの人からもらった“願掛け似顔絵”があったからこそ、土性は五輪という大舞台で逆転の世界一に輝けたのだ。

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