米軍嘉手納飛行場を離陸するF15戦闘機=6月11日午前6時22分、米軍嘉手納基地 画像を見る

 

11日午前6時過ぎ、沖縄県沖の海上に米空軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が墜落した。同日朝、防衛省関係者が明らかにした。

 

航空自衛隊那覇基地などによると、同日午前6時40分ごろ、第11管区海上保安本部から通報を受け、同午前7時20分すぎ、那覇空港南約80キロの海上で操縦士とみられる米兵を発見し、同午前7時43分ごろ、ヘリコプターで救助した。

 

人数やけがの有無など詳細は不明。操縦士はキャンプ・フォスターで米軍に引き渡したという。

 

米軍によると、墜落したF15戦闘機は当時、飛行訓練中だった。搭乗していたのは操縦士1人だった。

 

県基地対策課には沖縄防衛局を通じて「緊急脱出した模様。詳細確認中」などとメールで連絡があったという。

 

11日は午前6時ごろから嘉手納飛行場のF15戦闘機複数が離陸する様子が確認されている。

 

小野寺五典防衛相は11日、F15戦闘機の墜落に関し、沖縄防衛局を通じて安全管理の徹底や再発防止を米軍に申し入れたと明らかにした。脱出した操縦士は意識があり、命に別状はないという。【琉球新報電子版】

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