「節分は、恵方巻を食べ、豆まきを行うだけの日になっていませんか? それではもったいない! その昔、立春を1年のはじまりとしていたことから『立春=元日』、その前日である『節分=大みそか』と考えることができ、運気の大きな変わり目でもあるのです」
そう語るのは、開運ライフスタイルアドバイザーの愛新覚羅ゆうはんさん。
「“寒さも極まると暖に転じる”ように、立春は昨日までの寒い冬から一転、人生を切り替える分岐点であり、たくわえてきたエネルギーが芽吹く出発点です。立春は、好きなことをして好きなものを食べ、我慢をしないで過ごすことが何より大切です。というのは、自分の中で芽吹いたばかりのエネルギーはまだ不安定であり、また、運を定着させる土台をつくる意味でも、立春から1週間ほどはマイペースにゆったりと過ごし、自分の心身を穏やかに整えていってほしいのです。我慢しない。感情もモノもけっしてため込まず、ためるのはお金だけにしたいものですね(笑)」
そこで、2月4日の「昼から夜」にやっておきたい5つの開運行動を愛新覚羅ゆうはんさんが教えてくれた。
【昼】文字にしたためる
1)目標を書いて手帳にはさむ
願いや目標を書いた紙を折りたたみ、人目に触れないよう手帳にはさもう。願いの理由は細かく書くのが成就のコツ。また、赤い紙に金のペンで「福」と書き、財布に入れると金運アップ。
【夕方】楽しく笑顔で過ごす
2)お笑い番組を見る
立春の夜は、お笑い番組やDVDを見ながら家族団らんで楽しく過ごそう。一緒にいて楽しい人と過ごすだけでもOK。笑顔や笑い声は厄を払い、幸せを引き寄せてくれる。
3)「立春大吉豆腐」をいただく
古来、白い豆腐には霊力があり、身を清める食材とされた。節分に食べればけがれを払い、立春に食べれば浄化された体に幸せを呼び込む。湯豆腐もよし、「塩豆腐」もイチオシ。
※「塩豆腐」材料と作り方
キッチンペーパーを2枚重ね、水を切った絹ごし豆腐1丁(300g)をのせる。全面に塩小さじ1を振ってなじませ、包む。これをバットに入れ、冷蔵庫に半日おく。水分が出るので、キッチンペーパーを取り替えて、さらに半日おく。豆腐から水分が抜けてキュッとひとまわり小さくなり、スライスする際も崩れない。モッツァレラチーズのような風味なので、オリーブオイルと塩・こしょうのみの味つけでもおいしい。
【夜】めぐりをよくする
4)おなかを温める
女性の子宮は、風水学でいう「龍穴(気の噴出する場所)」。体を冷やさない=めぐりをよくすることが開運につながる。おなかと腰にカイロを貼って、体を芯から温めよう。
【1日を通して】我慢しない、ため込まない
5)好きなことをし、好きなものを食べる
「ネガティブな感情にとらわれることは運意を下げてしまいます。人の悪口は口にせず、ケンカは特に避けたいものです。誰しも人生には吉凶のバイオリズムがあります。けれど、生きている限り、運気は上下しながらも最終的には上に向かっているはず。イヤなことがあっても、そこには学びもあります。結果を急がず、恐れないでください。節分・立春を皮切りに楽しいことに目を向け、人生を塗り替えてくださいね」(愛新覚羅ゆうはんさん)