東京事変の大阪公演会場となるフェスティバルホール(右) 画像を見る

2月26日、政府は新型コロナウイルス感染拡大防止のため「大規模なスポーツや文化イベントを2週間、中止・延期または規模の縮小」することを要請した。この決定を受けて、急遽コンサートを中止するアーティストが続出している。

 

そんな中、椎名林檎(41)率いるバンド・東京事変は、2月29日からのツアーを決行。賛否を呼んでいる。

 

ライブは2月29日・3月1日の東京国際フォーラムを皮切りに、大阪、仙台、札幌、福岡、名古屋、東京と続く。次は3月6日・7日の大阪・フェスティバルホールだ。

 

大阪では2月15日・16日に大阪市都島区のライブハウスで行われたコンサート参加者の中から、8名の新型コロナウイルス感染が判明。参加者の家族や知人にも感染が広がっている。

 

吉村洋文知事は3日夜の記者会見で、「明らかに小規模のクラスター(感染者の集団)が生まれていると思う。別のクラスターを生まないためにも、訪問者は自宅近くの保健所に連絡してほしい」と呼びかけた。

 

さらにTwitterでは《今回のウイルスが怖いのが、発症しても軽症期間が長く、自分が知らない内に感染を拡大させてしまう恐れがあること。感染拡大を防ぐ為、症状がある人は、スポーツジムやライブ等、不特定多数が集まる密閉空間は控えるようお願いします》と投稿。

 

この投稿には《東京事変のライブ中止にして下さい》《近々開催されるフェスティバルホールのライブ何とかならないですか? 娘がすぐ近くの会社に通勤しているんです。とても不安です!》《大阪市内ホテル勤務です。知事の要請ならどのくらい効果あるのは分からないけど、東京事変今週末、6日、7日のライブやめて欲しいです。恐怖です》などのコメントが殺到した。

 

人が密集し、換気も悪い小さなライブハウスよりは、大きなホールの方が感染の可能性は低いかもしれない。しかし、府民の不安は深刻だ。今後もコンサートは続けられるのか、注目したい。

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