新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、29日から大型連休が始まった。那覇空港では同日、ゴルフバッグやサーフボードなど、大きな荷物を手にした観光客が続々と到着した。国の緊急事態宣言が出ている東京、京都、大阪、兵庫の4都府県や、まん延防止等重点措置の対象に指定されている地域からの観光客も訪れた。国内線の到着口前ではサーモグラフィーによる熱感知を実施するなど、水際対策を強化している。
大阪府から来た20代の女性は、緊急事態宣言が発出される前に航空券を予約していた。「観光をメインに回ろうと思っている。地元の料理を楽しみにしていたが、人との接触を避けるために食事はコンビニなどで済ませる」と話す。
神奈川県の50代の男性は「現地に着いてから計画を決めようと考えていた」と説明する。沖縄でまん延防止等重点措置が実施されていることから「ホテルのプライベートビーチを利用するなどして、日頃の疲れを取りたい」と語った。
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