「コロナ禍で家族が自宅で昼食をとる機会が増えたことで、私自身、外食クーポンを見直すきっかけになりました」
こう話すのは『本物の節約 残念な節約』の著者で“お金のプロ”として活躍する小沢美奈子さん。
外食クーポンとは、ファミレスやファストフードなどの公式アプリをスマホにダウンロードすると入手できる割引クーポンのこと。 「多くは50~300円程度の値引きです。上手に組み合わせて使えば、チリツモですが、年間3万円以上、外食で得をすることも可能です」(小沢さん・以下同)
えっ、年間3万円も安くなる? さっそく外食クーポンの使いこなしテクニックを、小沢さんの実践例に基づいて紹介していこう。
【1】バースデー月がねらい目
「多くのお店のアプリは、自分の誕生日を登録しておくと、その月の利用でさまざまな割引が用意されています。いちばんお値打ちなのは、ファミレスの『ロイヤルホスト』。家族(自分を含め4人まで)の誕生月をアプリに登録でき、その月に利用できる20%オフクーポンが送られてきます。たとえば家族4人の誕生日を登録し、その月ごとに4人で1人2,000円程度の食事をすれば、1回1,600円も安くなり、4人の誕生月を合計すれば、なんと6,400円も値引きになるんです」
同じファミレスでは「デニーズ」や「すかいらーく」、居酒屋の「魚民」や「笑笑」でも誕生月クーポンを実施。家族同士で誕生月を上手に使うメリットは大きい。