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大手回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」。その田辺公己社長(46)と同社幹部らが不正競争防止法違反の疑いで9月30日に逮捕された。不祥事の相次ぐ回転寿司業界に、世論が揺れている。

 

『TBS NEWS DIG』によると「はま寿司」の取締役を務めていた田辺容疑者はカッパ・クリエイトに移る’20年11月前後に、はま寿司の仕入れ価格などのデータを不正に持ち出していた疑いがもたれているという。さらに田辺容疑者は社内調査に対して「『はま寿司』の元同僚からデータなどをメールで受け取った」と話していたという。

 

「かつては業界1位を誇っていたかっぱ寿司ですが、近年は低迷気味。店舗数はスシローの1065、くら寿司の603、はま寿司の530に次いで308で4番目。また’21年11月から今年3月の四半期で、増収率がマイナス0.7%でした。そのため、『競争の激しい業界で、田辺容疑者も必死だったのかもしれない』という見解が聞こえてきます」(広告関係者)

 

大手回転寿司チェーンの社長が逮捕されるという衝撃――。しかし、回転寿司店の不祥事はこれだけではない。

 

「今年4月には『文春オンライン』が、【「くら寿司」店長が店の駐車場で自殺していた 従業員は「上司のパワハラ」を証言】と題する記事を掲載しました。くら寿司側は“パワハラがあったとの事実は確認できていない”としたものの、その後も週刊文春は同社の体制を問題視する告発記事を次々と伝えています。

 

そして6月、今度はスシローが『提供を中止したすしのメニューを取り扱っているかのように宣伝した』と、いわゆる“おとり広告”で消費庁から措置命令が出されました。また7月にも『一部の店舗で、生ビール半額キャンペーンの広告を開始日より前に張り出し、客に誤解を与えていた』と判明し、再びの失態に呆れる声が上がっていました」(関係者)

 

そんななか報じられた、田辺容疑者の逮捕。ネットでは不祥事の相次ぐ回転寿司業界に対して、非難の声がこう上がっている。

 

《今年は回転寿司業界の不祥事多いな》
《回転寿司チェーン店、不祥事しかない》
《回転ずしの不祥事が続く。利用者としてとても残念》

 

安価で寿司を提供することから、広く支持されている回転寿司。しかし、どれほど企業努力をしていても、築いた信頼は一瞬で失われてしまう。

出典元:

WEB女性自身

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