《神主さんに「ゆたぼんは福の神だね」って言われた これからも俺はみんなに元気と勇気を届けるで!!️アンチのことは『餓鬼畜生』って言うらしいで》
11月1日、こうツイートしたのは“少年革命家”でYouTuberのゆたぼん(13)。現在、全国の不登校の子どもたちに夢や勇気を与えるべく日本一周中だ。しかし冒頭のツイートには、どこかの境内と思しき場所でガッツポーズする写真も添えられており、思わぬ波紋が広がっている。
同日までに、佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社を不登校の子供と一緒に訪れた動画をYouTubeにアップしていたゆたぼん。そのため、冒頭のツイートに掲載した写真は同神社で撮影したものと思われたが、実は違ったというのだ。ゆたぼんのツイートには、《お寺さんに神主???》《画像検索してみましたが、成田山久留米分院みたいですね》といった指摘が寄せられていた。
そうしたなか2日、福岡県久留米市にある大本山成田山久留米分院の公式Twitterアカウントが、ゆたぼんのツイートにリプライする形で次のように呼びかけた。
《ゆたぼんさんのツイートは、成田山久留米分院境内での写真かとおもいます。本日お問合せを多数頂いておりますが、久留米分院では、ゆたぼんさんが仰っているような事実はございません。安心されて皆様のお参りをお待ちしております》
そこで本誌は3日、ゆたぼんのツイートに反応した経緯について取材を申し込むと、同寺の部長である岩元さんに話を聞くことができた(以下、カッコ内は岩元さん)。そもそも岩元さんはゆたぼんの存在を知らず、問い合わせが寄せられたことで初めて知ったという。
まず、ゆたぼんが同寺を訪れたのは10月25日のことだったという。岩元さんによると、ゆたぼんがTwitterにアップした場所は「当山の境内地のなかにあります福の神の前です」とのこと。
「撮影された場所は、当成田山の境内にある高さ62メートルの慈母大観音像の足元のところです。通常の方は拝観料をお支払いいただかないと、そちらには入れない場所となっております。拝観料を払う窓口の職員によると、ゆたぼんさんは入場したのちに、その場所で撮影されていたということです。その場所には観音様の体内ですとか、いろんなところに撮影禁止場所があるので、建物の外で撮影をされていたのではないかと思われます」