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連日、日本を騒がせている全国連続強盗事件。その対応を巡って、明暗がわかれた2人の芸人が――。

 

2021年以降、14都府県で50件以上発生した広域強盗事件。2月7日、特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で今村磨人容疑者(38)と藤田聖也容疑者(38)がフィリピンの入館施設から移送・逮捕された。9日には渡辺優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)も同じ容疑で、同国から強制送還・逮捕され進展を見せた。

 

「4人はフィリピンを拠点とする特殊詐欺グループのメンバーで、これまでの被害額は60億円以上にのぼるといいます。一連の強盗事件では、『ルフィ』や『キム』を名乗る指示役が通信アプリ『テレグラム』を用いて、実行役に指示を出していました。現段階では渡辺容疑者が最上位の『ボス』とされ、捜査が進んでいます」(全国紙記者)

 

一方、世間を揺るがす大型犯罪だけに、メディアでの扱いにも注目が集まっている。

 

今村容疑者と藤田容疑者が送還中の飛行機内で逮捕された7日。昼の情報バラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)では、生放送中に速報として報じた。

 

テロップには「《速報》“ルフィ”逮捕」と表示され、MCのハライチ・岩井勇気(36)が「ちょっと待ってください! 皆さん!」と番組の進行を中断し、「ルフィ逮捕されました!」「皆さん、ルフィ逮捕となりました!」と声を張り上げた。その表情はアップで映し出され、スタジオも笑いに包まれたのだった。

 

だが、強盗事件をめぐっては多数の被害が報告されており、1月には東京都狛江市の90歳女性が殺害されている。そのため、事件を“ネタ”のように扱った岩井に、ネット上で《人が亡くなっているのに》《想像力が無さすぎる》と批判の声が相次いだ。

 

フジテレビは8日、本誌の取材に「番組の対応について配慮に欠ける点がありました。今後も視聴者の皆様のご意見を真摯に受け止め、制作に活かしてまいります」とコメント。翌9日の放送では“炎上”に対する謝罪などはなく、事件に関しても一切触れることはなかった。

 

■際立つ有吉弘行の“リスク管理”「人殺しですからね」

 

かたや、岩井と同じ芸人でも“正反対”な対応をとった人物が。それは、有吉弘行(48)だ。

 

1月29日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)でのこと。記念すべき666回目の放送を迎え、アシスタントにデンジャラス・安田和博(55)が登場。番組冒頭で結婚を発表したアンガールズ・田中卓志(47)に触れ、次第に話題は投資トラブルの会見を開いたTKO木本武宏(51)と木下隆行(51)に。

 

有吉は、「私が懐いていた先輩はけっこうトラブルが多いですよ。TKOさんや渡部(建)さんもね」「私に近かった先輩たちは、みんな犯罪者です」とジョークを交えてコメント。安田は、「そんなことないけどね、犯罪者じゃないんだけどね(笑)」とツッコんだ。すると有吉は不意に、強盗事件についてこう私見を述べたのだった。

 

「ルフィが集団強盗って言ってますけど、あれもう人殺しですからね。あまりルフィ、ルフィと言わないでください。人殺しですから、あれ。気をつけてください」

 

現在、月曜~日曜まで毎日冠番組を持っている有吉。“テレビの顔”といっても過言ではない立場にあるため、事件などに関する発言は慎重なようだ。

 

「有吉さんのラジオが放送された当時、『ルフィ』を名乗る指示役がフィリピンに滞在していると報じられたばかりでした。『ルフィ』は人気漫画『ONE PIECE』の主人公と同名です。有吉さんは本作のファンを公言しているだけに、複雑な思いもあったのかもしれません。

 

とはいえ、社会的な事件を話題にする際は、いつも冷静な発言が印象的です。同ラジオでは2月5日の放送回でも、回転寿司チェーン店での迷惑行為に言及。監視カメラを付けられないサウナ業界にもあり得るとして、『先に徹底して何とか防がないと』と心配していました」(ラジオリスナー)

 

芸人とはいえ番組の顔を担う者同士、“リスク管理”は人気を左右しそうだ。

出典元:

WEB女性自身

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