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「引っ越したんだって。山とか海がある、風光明媚なところに」

 

高田文夫(74)が、パーソナリティを務める『ラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)の2月10日放送で、親交のある北野武(76)の転居について語った。

 

’21年末に『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)降板を発表した際には「来年になると後期高齢者。午後10時からの生放送は体がきつい」と語っていたたけし。

 

高齢化が加速する日本では、仕事をリタイアする時期や“終活”などが大きな関心事になっている。最近では長寿番組『タモリ倶楽部』の終了も話題になったが、タモリの盟友であるたけしの終活にも注目が集まっている。

 

「たけしさんは現在の奥さんであるAさんと出会ってから、前妻の幹子さんや長年仕事のパートナーだった事務所社長などかつての盟友らと袂を分かちました。

 

今年行われたたけし軍団結成40周年記念舞台でも“殿”からのコメントは一切なし。多くのファンは寂しく感じています」(芸能関係者)

 

新しい個人事務所の取締役でもある18歳年下の妻Aさんとの“新生活”は、関東近県で静かに始められていた。

 

「たけしさんは昨年秋に、子供のころから大好きだという富士山がよく見える場所に豪邸を購入しました。コロナ禍も収束方向ですが、いまはほとんど飲み歩かなくなったそうです」(前出・芸能関係者)

 

4月上旬の朝、本誌が新居の付近を訪れると、のんびりと犬の散歩をするたけしとAさんの姿があった。

 

ジャージにスウェットというラフな姿で“世界のキタノ”と呼ばれた強面のオーラもなく、すっかり角が取れた様子。傍らで愛犬のリードを引くAさんの左手薬指には結婚指輪がはめられていた。会話はなくとも穏やかに歩く2人の距離感が、気の置けない関係であることを物語る。

 

彼が余生を送るために購入した家は、世界的に有名な映画監督にふさわしいものだった。

 

「1千平方メートルを超える敷地に延べ床面積は500平方メートル近くで、エレベーターが完備された地上2階・地下2階の建物です。中古物件ですが、3億5千万円ほどになるでしょう」(不動産会社関係者)

 

この「新たけし城」、妻への贈り物という面もあるのだという。Aさんの知人が語る。

 

「実は新居はAさんの地元に近いです。Aさんは『住み慣れた土地で暮らしたい』と常々たけしさんに話していたそうですから、望みをかなえてあげたのでしょう」

 

かつてたけしは“終活”に関して’18年に出版した本でこう語っている。

 

《オイラは、バイク事故で生死の境をさまよってから、死ぬことについてはある程度受け入れているところがある。「明日死んでも後悔しない」と思っている。だから生きている間にセコセコと終活なんてやる気も特にないと感じている。(中略)オイラが何かを決める時に、女に限らず誰かの言いなりになるなんてことはあり得ない》(『「さみしさ」の研究』小学館)

 

だが、本誌が見たたけしの姿は再婚したAさんのおかげで、5年前の彼自身も予想できなかったほど“幸せオーラ”に満ちたものだった。

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