レジ袋の有償化や電子マネーの普及で、聞かれることが多くなった「レジ袋の要不要や、支払方法」などに関する声掛け。このようなレジにおける店員とのやり取りについて、SNS上で“ある議論”が巻き起こっている。
発端はあるTwitterユーザーの投稿。店員側から聞かれるポイントカードや袋の有無などの「定型質問」を想定して、「袋いりません、ポイントカードあります」など、会計が始まる前に自らまとめて伝えてしまう人に対し、疑問を覚えるというもの。
ユーザーは店員側の「定型質問」はある程度ルーティン化しているものと想定した上で、「あえて『言わせてあげる』のが正解では」と綴っている。さらに、研修中で慣れていないスタッフであれば、なおのこと混乱してしまうのでは、とも続けた。
このツイートは多くの反響があり、店員側と客側それぞれの意見が大量に寄せられている。現時点では、合計500万近いインプレッションと4.4万以上のいいねが集まっていた。
《「袋いらないです」「はい。袋はご入り用ですか?」という会話を店員さんとした事ある人、結構いると思うんだ》
《そうなのです!一連の流れもあるし、先にばーーーっと言われたとて覚えてないのです。結局また聞く事になるので合わせてもらえると助かります》
《そうなんですよね〜言っていただける優しさはすごくありがたいのですが、リズムが崩れるし、口から勝手に出てしまうのでついお伺いしたことをもう一度聞いてしまいます》
《頭の中でフローを作ってる場合本当にこれ。バイトの研修期間とかマニュアル通りにするので精一杯だった》
店員側からは賛同の声が多いようで、ある程度のマニュアルやフローがルーティン化している、という人が多くみられた。また、客側がまとめて伝えた後に店員から同じ質問をされ怒る人も多いのだという。
しかし、対応される客側からは、店員の誰もがそうしたルーティンを持っているわけではない、という実体験に基づいたコメントも散見されている。
《でもそう思って黙ってると、たまに最後まで「いや聞かないんかーい」って人もいて「あ、袋ください」ってなるからめんどくさいんですよね やはりセルフレジが最強》
《普通に袋いるかポイントカードあるか箸いるか聞いてくれない人がいるので全部言っちゃいます 頼むから袋だけは聞いてくれえええ》
《全員が全員それを聞いてくれるならそうするけど、袋とかは最後まで聞いてくれなくてこっちからも言い出せなくなることがよくあるんだよな》
実際に、対応する店員側でも元のツイートに反対する意見が。
《うちは極力話しかけたくないから 客から言ってくれた方が嬉しい 何も聞かずに会計終わらせたけど あとから袋くださいって言われることある》
《客から先に言ってもらうほうがありがたいですよ。店員だって毎回言うのめんどいので》
どうやら店舗などによっては、同じ対応を単調に繰り返すこともあるため、会話によるやり取りを極力減らしたい、という考えをもつ人も一定数いるようだ。
それぞれの立場から様々な意見が寄せられた、有人レジでのやり取り論争。日常生活にあふれるやり取りだからこそ、思うところがある人は多いようだ。最初にまとめて伝える形でも都度答える形でも、思いやりさえあればどちらも問題はないだろう。