女優・広末涼子(42)とのW不倫騒動の渦中にある料理人の鳥羽周作氏(45)。その強火な発言は、不倫とは全く“無関係”なミシュランにまで火の粉をふりかけ、波紋を広げている。
問題となっているのは、7月1日「東スポWEB」に掲載された記事での鳥羽シェフの発言だ。新店舗「NAGANO」のオープンに姿を現した鳥羽シェフは、「東スポWEB」の記者に自ら話しかけ、不倫騒動対する想いや料理への想いを強いトーンで語っていたという。
オーナーシェフを務めていた東京のフレンチレストラン「sio」がミュランガイド東京で’20年から23年まで連続して一つ星を獲得している鳥羽シェフ。記事内では料理の腕への自信をあらわにすると、《今年もこの不倫がどう影響するかわかんないけど、しなかったらもう一個新しい店もミシュラン取るし。内定はきてるから。いいじゃんもう俺は。『あいつは不倫したけど料理やらせたらやべーよ』でいいじゃん。そう思いますけどね》とコメント。自身が手掛ける別の店舗についても「ミシュランガイド」への掲載が決まっていると明かしたのだ。
この「ミシュラン内定」発言が、またしてもSNS上で波紋を呼ぶことに。調査員が身分を伏せ、レストランやホテルを訪れ、サービスを評価する公平な格付けが売りのミシュランガイド。”内定”があるということに驚きを感じた人や、内定を先んじて公表してよいのか? という点に疑問を感じた人が相次いだ。
《>内定が決まっている ミシュラン、マジか》
《ミシュランって事前に内定連絡あるんだね》
《ミシュランガイド掲載に当たって、内定通知って来るものなんだ。》
《バラしていいのか? 怒られるぞ》
果たしてミシュランに“内定”制度はあるのだろうか。また、鳥羽シェフの別店舗がミシュランに内定したのは本当なのだろうか? 本誌がミシュランに事実の確認を求めたところ、広報担当者から以下のような回答が得られた。
《ミシュランガイドはレストランに掲載の内定をすることは一切ございません。ミシュランガイドは世界共通の評価基準で料理の評価をしております。
そのプロセスは次の通りです。(1)匿名調査員による食事の調査(2)評価に携わる調査員全員、そのエリアの責任者、インターナショナルディレクターによる合議制 です。評価はその年のミシュランガイド評価発表会までお伝えすることはございません。
※「ミシュランガイド東京」の評価発表会は例年11月-12月に行っております。
食事の調査とは別に、情報確認のために店舗にご連絡をすることはございますが、事前に掲載有無、評価内容をお伝えすることは一切ございません。
ミシュランガイドの調査及び発表のプロセスは、これまで同様、独立性、公平性をもって継続してまいります。》
つまり、ミシュランには“内定”の連絡をする制度はないという。いったい鳥羽シェフの「内定はきてるから」はどのような意味だったのだろうか。
鳥羽シェフが主張するように料理人としての腕に、不倫騒動は関係ないだろう。しかし、このような不遜な発言は運営する店舗やそこで働くスタッフ、そして関係する企業にまで迷惑を及ぼしかねない。