これまでメディアに公開されていなかったロト1等の当せん売り場情報を本誌では今週も独自に入手。今回は10月16日抽せんの第1836回「ロト6」で1等3億9923万4500円が出た広島県「八本松ゆめマートチャンスセンター」と愛知県「鳴海なるぱーくチャンスセンター」の驚異の億招きエピソードを紹介しよう。
「広島県で今年最初のロト1等は『安古市ゆめタウンチャンスセンター』(7月13日抽せん・ロト6の1等2億5千万円)で、それ以降4カ月間で、今回の『八本松ゆめマートチャンスセンター』までロト1等が4本(ロト6・3本とロト7・1本)。ひと月1本の頻度で1等が出ている驚異の大当たりぶりです」
こう興奮気味に話すのは「八本松ゆめマートチャンスセンター」の平井裕史店長。たしかにこの期間に東京都からはロト1等が1本しか出ていないことと比較すれば、まさに奇跡のの大当たりぶりだ。
「5月にG7広島サミットがあって、世界の目が広島県がそそがれたことから運気が上がっているのではということをよく聞きます。今回の大当たりぶりに、地元では“億招きサミット”との声も上がっているほどです(笑)。また『八本松ゆめマートチャンスセンター』でいえば、売り場のある『ゆめマート八本松店』が今年9月に全面リニューアルオープンしとても綺麗になったのも大きな運気向上に繋がっていると思います」
と話すのは、平井裕史店長。さらに、この売り場では新しい販売員が配属になった19年の年末ジャンボで2等1千万円が出たことから「販売員が変わると吉」と常連客の間で話題になり、今年の5月に販売員の交代があったことから“そろそろ出るかも”と言われていたとのことだ。
売り場の運気でいえば愛知県「鳴海なるぱーくチャンスセンター」の店頭には幸運の招き猫“なるみちゃん”がいる。
「22年8月に売り場が新しくなったのですが、そのときに売り場のシンボルに置かれたのが“なるみちゃん”です。それ以降、たてつづけに100万円の当たりが出て、23年9月にはロト7で2等935万円が出たばかり。ハロウィンの季節だったので、その“なるみちゃん”に魔女の仮装(写真)をさせたところ、今回のロト1等3億9千万円が出たんです」(熊本一行店長)
ここで熊本店長は少し声のトーンを落とし、囁き声になってこう明かした。
「じつは3億9千万円を当てたお客さんは売り場にいらしています。おとなしい常連のお客さんで『販売員のみなさんのおかげです』とうれしい言葉をいただきました。もちろん“なるみちゃん”のことも撫ぜていかれましたよ」
売り場では先日も子連れの若い夫婦がスクラッチで100万円当せん。「あーここで買ってよかったあ」と声を上げていたとか。
「愛知県はいま、地元出身の棋士・藤井聡太さんが将棋界に8つあるタイトルを独占する史上初の八冠を独占した話題で持ちきり。“藤井八冠パワー”で愛知県全体の運気が上がっている気がします。“藤井パワー”と“なるみちゃんパワー”のダブル効果のおかげではないでしょうか」(熊本一行店長)
ロトは自分で数字を選ぶ宝くじのため、売り場はどこで購入しても同じという考え方もある。しかし実際にロトで1等が出た売り場を取材すると、売り場の運気の大切さが伝わってくる。“億招きサミット”パワーの広島県と“藤井八冠”パワーの愛知県。いま運気アゲアゲの2県からからは今後も大当たりが続きそうだ。
【売り場データ】
「八本松ゆめマートチャンスセンター」広島県東広島市八本松東3-10-2 ゆめマート八本松店
「鳴海なるぱーくチャンスセンター」愛知県名古屋市緑区浦里3-232 なるぱーく1F 食品スーパーバロー右隣 エレベーター前