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4月中旬、X上で「会陰切開」が大きな話題となった。

 

きっかけはある妊婦がXに投稿した“会陰切開”についての疑問。出産時、多くの人に会陰切開が必要になるのはそもそも「人体の設計ミス」ではないかという素朴な問いかけだった。会陰とは膣と肛門の間の部分で、“会陰切開”とは、出産時に分娩をスムーズに行ったり、裂傷を防ぐため、事前に会陰部を切ること。

 

1400万回以上表示され、一時Xでは“会陰切開”がトレンドになるほどの反響だったこのトピック。経験者からは《陣痛が痛すぎていつ会陰切開されたのかわかんなかったよ、産んだ後「切ったんですか?」って聞いた》《出てくるけど裂けちゃうからね。切開の方が楽でした…》《保険適応にしてほしい。縫合必須なのに自費なんかって・・・》などの体験談が続々と寄せられた。

 

一方で、《病院の保険点数稼ぎ》《日本は切らなくていいのに切りたがる》など真偽不明の情報まで拡散されることに……。

 

確かに会陰を「切る」という行為に不安を感じる人は多いだろう。だからこそ、なぜ必要になるのか、正しい情報を知っておくことが大切だ。経験者にとっても未経験者にとっても非常に関心の高い“会陰切開”について、正しい情報を産婦人科医の宋美玄先生に教えてもらった。

 

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出典元:

WEB女性自身

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