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10月24日、石破茂首相(67)は広島市での街頭演説で、裏金事件を受けて衆院選で非公認となった候補が代表を務める政党支部に自民党本部が公認候補と同額の2000万円の活動費を支出したことについて、初めて言及した。

 

各メディアによると、自民党は公認候補の支部に公認料500万円と活動費1500万円の合わせて2000万円を振り込んでいるが、非公認とした8人の候補が代表を務める支部にも”党勢拡大のための活動費”として選挙の公示直後に同額の2000万円を支給したという。2000万円は政党交付金から支給されており、その原資は国民の税金だ。

 

石破首相は支給された2000万円について「自由民主党の公約、自由民主党の政策を分かってもらいたい。その思いで、政党支部に出しているのであって、非公認候補に出しているのではありません。そのようなお金を選挙に使うこと、全くございません」と弁明し、「報道に誠に憤りを覚える」などと語気を強めた。

 

「選挙には使わない」と断言する石破首相の説明をそのまま受け取る国民がどれほどいるかは疑問だが、政党支部はかねて政治家の”財布”とも指摘されている。野党からは「事実上の公認料」「もはや国民を騙しているに等しい」などと批判が強まり、X上でも批判が。

 

《石破首相のこの逆ギレはタチが悪いですね。非公認は自民党の支援が受けられないという話だったのに、このタイミングで2000万円を、非公認候補が代表の支部に出すのは事実上の支援と考えるのが普通でしょう。だから石破首相は信用できません》
《屁理屈でしかない言い訳で逆ギレ。この石破の発言も不興を買うのではないかな》

 

さらに、石破首相は22日に愛知県で行った演説でこんな発言をしている。

 

「悪夢のような民主党政権と言うが、あのころのことを覚えている人はずいぶん減った」「『あんな人たち』にこの国を任せるわけにはいかない」

 

どこかで聞いたことがあるようなフレーズだが――。

 

「こんな人たちに負けるわけにはいかない」

 

’17年の都議選の応援演説で、自らに批判的な聴衆に向けて故・安倍晋三元首相が放った言葉だ。

 

安倍氏がかつて使用したフレーズで野党批判を展開した石破首相だが、かつて安倍氏が使った「悪夢のような民主党政権」という言葉について、石破首相は「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない。国民が求めているのは民主党に対する批判ではない」と批判的に語っていた。

 

かつて石破首相自身が批判していた「悪夢のような民主党政権」という言葉まで用いるほど、今の自民党の選挙情勢に危機感があるのだろうか。こうした最近の一連の言動にX上では、失望の声が溢れている。

 

《安倍化してきた石破総理》
《何か発言が安倍化しているような… 石破氏も、自民党のトップになると、そうなるのだね》
《自民党総裁就任後の、石破の安倍化が凄まじすぎる。 ついに、「悪夢の民主党時代」と言い始めた》

 

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出典元:

WEB女性自身

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