11月1日、立憲民主党の米山隆一氏(57)が同党の先輩にあたる原口一博氏(65)にX上で苦言を呈した。
問題視されているのは、原口氏の新型コロナウイルスに対する新ワクチン「レプリコン」をめぐる言動だ。
レプリコンワクチンについては、諸団体などから科学的根拠のない誹謗中傷を繰り返し受けたとして、10月8日、東京の製薬会社「Meiji Seika ファルマ」が批判を繰り返す団体を提訴する方針であると公表。その後、ワクチンについて非科学的な主張を繰り返していた原口氏についても提訴する方針であることが発覚した。
「原口氏は演説会などで『遺伝子製剤が認可された。実験台となるのは日本人』などと主張。YouTube上の対談動画でレプリコンワクチンについて、“第三の原爆”などと述べたほか、先日の衆院選に際し、YouTubeに投稿した政見放送でも、コロナワクチンについて“生物兵器まがいのもの”と語っていました」(全国紙記者)
Meiji Seika ファルマが原口氏を提訴する方針が明らかになると、れいわ新選組の大石あきこ氏(47)は10月28日にXで《レプリコンワクチン製薬会社が批判者を訴えるのは、許されない。原口議員の考えがどうかは関係ない。これはワクチンを不安に思う全ての国民への脅し》と主張。
一方、そんな大石氏に立憲民主党の米山隆一氏(57)は10月30日、《これは無茶です。レプリコンワクチンへの不安はそれは表明して構いませんし、それが非科学的断定でないなら名誉毀損等は成立しないので、製薬会社も提訴しません。一方、それが不安に基づくものでも、公然と非科学的断定をすれば、された側には、名誉毀損等で訴える権利があるのが法治国家です》と反論し、SNS上で「正論」と支持を集めていた。
さらに、今回米山氏は同じ立憲民主党の先輩議員である原口氏にもX上で苦言を呈すことに。
11月1日、米山氏はMeiji Seikaファルマが原口氏に対し、「名誉毀損で提訴する方向で準備を進めている」とするABEMA TIMESのニュース記事をXで引用し、原口氏に対して次のように指摘した。
《私は、確信をもって、レプリコン・ワクチンも他の多くのワクチン同様安全である科学的根拠があると思います。その安全性に不安・疑念を抱きそれを表明する事は個人の権利ですが、「生物兵器」「原爆」は明らかにその範囲を超えています。大先輩は是非自重をと、思います》
“身内”に対しても厳しい指摘を行った米山氏について、X上では賞賛する声が上がっている。
《直接伝えるのではなく、敢えてX上で「公開説教」をしたという事ですね。この後、党内できちんと話し合うというのが大前提ですが》
《米山さん、かなり踏み込んだ発言。ぐっちーを止められるかなぁ…党として対応しないとダメなんだけどねぇ…》
《これは本当にその通り。こんな大事になる前に、党幹部が強く指導すべきだった》
《おぉ、よく言った。その調子で頑張れ!!》