「投票したら○％引き」「選挙に行ったら○○をプレゼント」などといった「センキョ割」が全国に広まっている。
センキョ割とは、投票したことを示す「投票済証明書」を見せればさまざまな割引などが受けられるキャンペーンだ。始まりは2012年、学生を中心としたグループが若者の選挙離れを食い止めようとアイデアを絞ったという。
「センキョ割をまだ知らない人も多いと思います。知らないと使えない、知っている人だけが得られるお得感を満喫しましょう」
そう話すのは節約アドバイザーの丸山晴美さん。7月20日は息子を連れて投票に行き、センキョ割でちょっとお得にラーメンを食べて帰る予定だという。
■1枚の投票済証でお得のハシゴができる！
まず、投票済証明書とは何だろう。見たことがないかも……。
「投票後、投票所の係の人に『ください』と申し出ればもらえます」（丸山さん、以下同）
ただし、証明書のない投票所や、用意したストックが切れてしまうことも。その場合は投票所の看板などを背景に自分を撮影しよう。写真が投票済証の代わりになる。
もちろん、期日前投票でも投票済証明書は発行される。センキョ割は店舗によって実施時期が異なる。投票日以降も有効なケースが多いので、大切に保管しておこう。
「センキョ割は、期間中何度でも使える店もありますが、1つの店で“1人1回限り”が多いです」
とはいえ、1枚の投票済証はさまざまな店で使えるクーポンとなる。一風堂でラーメンの替玉を、家電量販店のノジマでイイセンキョにちなんだ1千140ポイントをもらう。お得の“ハシゴ”ができるのだ。
ただし、不要なものまで買うのはNGだ。割引のために無駄遣いするのは本末転倒と心得よう。
センキョ割は小さなお店から地域の商店会丸ごとで取り組むケースまでさまざまだ。ショッピングモールに投票所が設置され、その近くの店が始めることもある。
「センキョ割が普及することで、子どもたちが選挙や政治に興味を持つひとつのきっかけになればいいと思います」
投票して、お得をゲットしよう。
画像ページ >【写真あり】家電量販店「ノジマ」は7/4～7/31まで税込み2000円以上の買い物で1140ポイント還元（他4枚）
