24日の衆院本会議での高市首相(写真:時事通信) 画像を見る

2月24日の衆院本会議で、高市早苗首相(64)の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われた。そのなかで、高市氏は波紋を呼んでいる“ブログ削除”について説明したのだが――。

 

高市氏は自身のホームページ上で公開されていた「コラム」で、政策や政治信条などを25年に渡り定期的に発信してきた。

 

高市氏が公式サイトで最初のコラムを公開したのは2000年8月。当時の首相だった森喜朗氏(88)を支援する「勝手補佐官」を高市氏が自称し、同じく当時自民党の国会議員だった下村博文氏(71)、世耕弘成氏(63)、山本一太氏(68)とともに森氏に鉄板焼きを奢ってもらったという内容だった。以降は改憲や安全保障など、高市氏の政治家としての考えを赤裸々に綴ってきたが、昨年7月以降、更新は滞っていた。

 

そんななか、『プレジデントオンライン』が2月17日に「『消費減税は私の悲願』は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明『増税政治家・高市早苗』の正体」と題した検証記事を配信したところ、翌日にネット上の高市氏の全てのコラムの投稿がHP上から削除されたのだ。

 

「レジシステムの改修などを理由に消費減税に消極的だった高市氏が一転して、『消費減税は私自身の悲願』と発言したのは衆院解散の意向を発表した1月19日の会見でのこと。しかし、検証記事によると高市氏の過去のコラムでは、増税を容認すると読み取れるような投稿が複数あるといい、高市氏の発言とコラムが矛盾していることを指摘していました。

 

この記事が出た後にコラムが削除されたので、ネット上では高市氏が“過去の主張を隠蔽した”と指摘する声が続出。その後、23日配信の『しんぶん赤旗』が、コラム削除の時系列を精査して報じており、同紙によると、インターネット上の過去の記録をたどったところ、高市氏の公式サイトのトップページにあった『コラム』を開くためのタブ自体は衆院選公示後には消えていましたが、17日に『プレジデント』の記事が公開された翌日には、コラムの投稿自体も全て削除されていたといいます」(全国紙政治部記者)

 

検証記事が配信された翌18日には、Xでも一時「ブログ全削除」がトレンド入り。“不都合な過去の投稿を削除したのではないか”との疑問が噴出した。

 

そうした背景から、24日の衆議院本会議の代表質問で中道改革連合の小川淳也代表(54)は「総理の過去の政策や政治姿勢を記したコラムが公式サイトから全面削除されたとの報道がありますが、これは事実ですか? 事実であればなぜなのか」と質問。「過去の言動は政治家としての一貫性や責任を検証する素材として重要な資料です。その事実関係と理由の説明を求めます」と問いただした。

 

すると、高市氏は「衆議院議員選挙運動期間中は、選挙向けの候補者サイトにしていましたが、これを通常のものに戻すにあたり、総理になってからコラムを書く時間もなく、ずっと更新できていなかったこともあり、コラム欄は削除しました」と回答。議場からは「え〜!」などとざわめきがあがった。

 

続けて「政治姿勢についても、同じでございますが、私の政治姿勢として議員立法を重んじる旨が書かれていましたが、内閣総理大臣が議員立法提出することはできないので、削除いたしました」と、立場が変わったため政治姿勢を示す資料の削除は正当と主張。「サイトそのものをシンプルにするためにコラム欄以外にも幾つかは削除し、読みやすくした次第です」と話した。

 

しかし、この答弁にXではツッコミが殺到。

 

《コラムの削除の言い訳は無理があるな》
《高市総理「コラムを更新できないからコラム欄を削除した」 #国会中継 削除する必要はあったのか?》
《サナ「総理になってから多忙でコラムを書く時間がないから(過去の)コラムを削除した」 ??????????》
《コラム削除問題も「サイトをシンプルにするため」という従来の言い訳を繰り返す高市早苗》
《早苗ホームページに関する苦しい言い訳 》

 

「時間がなくて更新できないから」「立場が変わって政治姿勢も変わったから」「サイトをシンプルにするため」などの理由で25年間書き溜めたコラムを全削除したという高市氏だが、過去には全く異なる答弁をしていたーー。

 

「コラムでは保守色の強い政治信条も散見され、戦前の教育勅語を称賛する投稿もありました。昨年11月の臨時国会で野党側から見解を問われた高市氏は、教育現場での教育勅語の復活は否定しつつ、『あえて自分の政治家としての歩み、私の進歩も含めて見ていただこうと、過去のコラムも撤回したようなものも含めて全て掲載を続けている』と発言。

 

政治信条や立場が変わっても“高市早苗の歴史”としてコラムは残していくとの主張をしていたため、今回の説明と矛盾します。削除の理由もツッコミが殺到している通り、説得力に欠けると言わざるをえないでしょう」(前出の全国紙政治部記者)

出典元:

WEB女性自身

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