「国民会議へのお声がけにつきましては、消費税が社会保障の重要な財源であることを認識されており、かつ給付付き税額控除の実現に賛同いただいている野党の皆さまに、すでに政策責任者を通じて粘り強くお声がけをしております」
2月26日の参院本会議で、こう語ったのは高市早苗首相(64)。立憲民主党・斎藤嘉隆議員(63)から消費税減税や給付付き税額控除の制度設計を議論する超党派の「国民会議」について、「もとはと言えば、私たち立憲民主党が提起していたことです。しかし、私たちは国民会議への参加を要請されていません。一体どうなっているんですか?」との追及を受けての答弁だ。
高市氏は答弁書に目を落としながら冒頭のように説明すると、顔を上げて「あのー」と切り出し、こう強調したのだった。
「今日の正午の段階で、御党に対してもお声がけをしていると聞いておりますが、その上で実施時期をはじめとした各党派により、実施された検討すべき諸課題についても議論を行い、結論を得てまいります」
その上で、参加する野党の協力を得ることができ次第、夏前に国民会議で中間取りまとめを行い、必要な法案の早期提出を目指す意向を示した。
立憲にも参加の声かけをしたと説明した高市氏だが、実際には“誤認”だったようだ。
れいわ新撰組・奥田ふみよ共同代表(48)への答弁を前に、こう訂正したのだった。
「先ほどの斎藤嘉隆議員への答弁のなかで、国民会議について、『御党に対してもお声がけをしていると聞いております』と発言をしましたが、正しくは御党にはお声がけをしておりませんでした。他党にお声がけをしたことで誤認をいたしましたので、訂正させていただきます」
ある全国紙政治部記者は言う。
「国民会議をめぐり、自民は中道改革連合、国民民主党、チームみらいの3党のみに参加を呼びかけていました。先の衆院選に伴って公明党と立憲で結党されたのが中道ですが、参院では両党ともそれぞれ存在したままです。高市氏は中道に参加を呼びかけたことで、立憲にも声かけを済ませたと誤認したのかもしれません。自ら答弁を訂正したものの、視線は定まっておらず、しどろもどろな話し方からも動揺しているように映りました」
議場では「なんだよそれ」などと野次が飛ぶなど、波紋を呼んだ高市氏の“誤認答弁”。
各紙報道によれば、立憲の水岡俊一代表(69)は本会議後の囲み取材で、「声もかけていないのに、声をかけたと虚偽の答弁をされた。非常に傲慢な態度ではないかと感じた」「極めて不誠実な態度で、国民会議を進めようとしていることが明らかになった」などと不快感を露わにしたという。
高市氏が答弁を訂正するシーンはXでも拡散し、疑問視する声が上がっている。
《選挙期間中の威勢はどこへ……》
《訂正はしたけど謝罪はしない 声かけしてなかったことに対して、立憲に謝罪なり何なりはしたのでしょうかね 失礼ですよね》
《声かける人のリスト作って連絡したらチェックするって新入社員でもちゃんとやることなのに、たくさんの党に声掛けしたから抜けちゃったってさすがにお粗末過ぎませんか》
画像ページ >【写真あり】高市首相が贈ったとされる「百貨店カタログ」(他4枚)
