3月27日、好評を博した朝ドラ『ばけばけ』(NHK)が最終回を迎えた。シリーズを通して視聴者から称賛の声が相次いできた本作。その感動を支えたのは、秀逸なストーリーと、それを彩った俳優陣の演技だろう。
たとえば、小日向文世(72)は武士であることに強い誇りを持ち、外国人に対抗しようとスキップの練習に励むヒロインの祖父をコミカルに好演。堤真一(61)も、包容力にあふれたヒロインの父親役で作品に温かみをもたらし、視聴者の心をつかんだ。
そこで本誌は、WEBアンケートツール「Freeasy」にて、朝ドラ好きな20~70歳の男女500人を対象に「『ばけばけ』でもっとも輝いていた俳優」についてアンケート調査を実施した。
第5位は池脇千鶴(44)。
激動の人生を送ったヒロイン・松野トキを陰から支え続けた母・フミを演じた。放送開始当初は、それまでのイメージとの違いに驚きの声も上がったが、静かな物腰のなかに確かな芯を感じさせる母親像で視聴者の支持を集めた。
個性豊かな松野家を見守り続ける姿には《安心感がある》との声も多く、作品全体を下支えする存在となっていた。厳しい運命に翻弄されながらも、どこか温かさの残る家庭であり続けた背景には、フミの包容力があったと言えるだろう。
《彼女が出てくるとほっとする。素晴らしい俳優さんだと思いました。》
《長年の女優人生で今まで持っていたイメージとは全く異なる母親役としての圧倒的な演技力と存在感が最高に素晴らしかった。本格的な女優に成長したことは間違いない》
第4位はトミー・バストウ(34)。
作家の小泉八雲をモデルとにした雨清水八雲(レフカダ・ヘブン)を演じたトミー・バストウ。最終盤ではトキを残して亡くなる展開が描かれ、「ヘブンロス」に陥る視聴者が続出した。
気難しい性格ながらも、片言の日本語がどこか愛らしく、お茶の間を和ませた。朝ドラでヒロインの夫役を外国人俳優が演じるのは初の試みだったが、その個性的なキャラクターを魅力的に体現し、多くの視聴者の記憶に残る存在となった。
《難しい性格のヘブンさんをかわいらしい人物にして届けてくれていたし、日本に名を轟かせたと思うから》
《ユニークな日本語が最高に面白く楽しめた》
第3位は北川景子(39)。
トキの遠縁の親戚・雨清水タエ役で凛々しい武家の女性を体現した北川。物語中盤では、夫を亡くし、没落した生活を送ることになるが、困窮の中でも失われない気品がかえって痛ましさを際立たせた。
さらに、トキの実の母という複雑な役どころにおいて、言葉に頼らない繊細な表情や仕草で感情の機微を表現。強さと脆さを併せ持つ人物像を、説得力をもって演じ切った。
《高貴な時代も貧困な時代も凛とした女性の姿を見事に表現してたと思う》
《凛とした強さがかっこよかったです》
《イメージとのギャップが良かったから》
第2位は吉沢亮(32)。
ヘブンの生涯を通じた親友であり、松野家のことも支え続ける錦織友一役を演じた。吉沢は1カ月で13kgもの減量を行うなど、過酷な役作りをして晩年のシーンに臨んだ。
ヘブン亡き後に描かれた墓前のシーンでは、錦織の形見の帽子が深い余韻を残し、多くの視聴者の涙を誘った。主演作『国宝』での存在感に加え、本作ではバイプレーヤーとして作品全体を引き締める役割も担い、演技の振れ幅の広さを改めて印象づけた。
《彼が登場するだけで画面の空気が変わるほどの存在感と、コミカルさと陰影のある演技の振れ幅が圧倒的だったから》
《減量していて役作りが素晴らしい》
《誰が何といっても彼しかいない。亡き後も帽子で泣かせる存在感》
そして、栄えある第1位に輝いたのはヒロイン・トキ役の髙石あかり(23)。
過酷な運命に翻弄されながらも、明るさを失わないトキの姿を繊細に体現し、視聴者から圧倒的な支持を集めた。
とりわけ印象的だったのは、感情を押し殺しながら浮かべる“泣き笑い”の表情。台詞に頼らずとも伝わる心情表現や細やかな仕草によって、複雑な内面を丁寧に描き出した。半年間にわたり物語の中心に立ち続け、視聴者を作品世界へと引き込み続けた存在だった。
《主人公で年も若いのに、演技がみていくうちに、引き込まれてゆく、上手な俳優さんだとおもったから》
《台詞がないときでも、表情や姿で語る演技。素晴らしかった》
《自分で感情をうまく制御できない部分を、上手に演じておられたと思います》
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