14日、参議院の外交防衛委員会が行われ、社民党の福島瑞穂党首(70)が出席。台湾有事を念頭にした沖縄や九州などでの防衛政策をめぐり、小泉進次郎防衛大臣(45)に対し、厳しく追求する場面があった。
福島氏は、台湾有事が起きた場合の沖縄住民の避難計画について追及。現状では住民約12万人を九州・山口へ避難させる想定となっていることに対し、「九州、山口は本当に安全なのか」と疑問を呈し、「有事になった時に、防衛省としてどう考えているのか」と質問した。
これに対し小泉氏は「武力攻撃予測事態について、“何がどこで起きる”という特定の事態をあらかじめ想定していない」としたうえで、「重要なのは、どのような事態が発生しても、国民を守り抜けるために必要な備えを行っておくこと」と回答した。
福島氏は納得がいかず、「全くわかりません」とバッサリ。九州の米軍基地にも長距離ミサイルが配備されたことを踏まえ、「安全じゃない、狙われる」と指摘。語気を強めながら、小泉大臣に台湾有事の際に何が起こるかの回答を再度求めた。
小泉氏は冷静に「世界の安全保障の現状でも、何が起きるかを考えて、その事態にのみに特化して対応するのではない」「平素から備えをしっかりして、自前の防衛力の整備や同盟国同志国との連携の強化する」日本の安全保障戦略を再構築することの重要性を強調した。
しかし、福島氏は「全く納得いきません」と不満顔。話が噛み合っていない様子で、「台湾有事が起きた時に、日本のミサイル基地は攻撃されるのか」とさらに問いただした。
小泉氏は呆れた様子で「あの……、日本がミサイルで攻撃されるかは、我々に聞く質問じゃないのでは」と一蹴。議員らからは笑いが起きたものの、福島氏は「お笑いにしないでください」と怒りを見せながら「何が起きるか明らかにしない避難計画は、茶番じゃないですか。絵に描いた餅ですよ」と最後まで譲らなかった。
この委員会の様子がネットニュースで報じられると、数百件以上のコメントがつき多くの注目を集めていたが、小泉氏の“ミサイル討論”が話題になったのは今回が初めてではない。
「今年3月4日の衆議院の予算委員会では、共産党の辰巳孝太郎氏(49)から“アメリカに輸出したパトリオットミサイルは今どこにあるのか”と質問を受け、“共産党の皆さんは大変ミサイルに関心がある”と皮肉を述べた上で、“ミサイルの具体的な運用は、日米同盟の抑止力、対処力を高める観点から、具体的な詳細を明かさないのは当然のこと”と切り返しました。
昨年11月20日の参議院の外交防衛委員会でも、共産党の山添拓氏(41)から軍事費がかつてなく急増している現状を踏まえ、“どこにどれだけの弾薬を持ち、ミサイルを配備するのか十分説明されていません”と問いただされた小泉氏。“具体的な自衛隊の運用に関わることの詳細を明らかにすることは我が国の利益にならない。安全保障の常識では”と回答していました。」(WEBメディア記者)
無双ぶりを見せたという声があがる一方で、《質問されたことに答えていない》《話が噛み合わないようにしている》といった指摘も。
「辰巳氏とのミサイルに関する答弁では、噛み合わない議論が続いた場面も。辰巳氏が声を荒げ、小泉氏に対して“しゃしゃり出てこないでください”と思わず怒りをあらわにするシーンもありました。今回の福島氏の“お笑いにしないでください”と小泉氏らに対する不満を口にしたのも、理解できなくもないですね……」(前出・WEBメディア記者)
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