皇室典範改正は愛子さまの将来にどのような影響を及ぼすのか(写真:JMPA) 画像を見る

「6月5日、衆参両院議長が安定的な皇位継承に向けた皇族数確保策に関し、政府に報告する『立法府の総意』案を取りまとめたと報じられました。

 

結婚後の女性皇族が身分を保持する案と、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案への評価に関する表現を『基本的に妥当』から『了とする』に変更し、容認する方向で調整が進められていました」

 

そう語るのは皇室担当記者。各党・各会派が集まる次回の全体会議は6月8日に開催され、総意案が示されるという。

 

だが結婚後の女性皇族が身分を保持する案に比べれば、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案に対して違和感を訴える国民も多い。

 

静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。

 

「愛子さまや佳子さまをはじめとし、結婚適齢期にある女性皇族がいらっしゃる以上、『結婚後の女性皇族が身分を保持する案』は速やかに進めるべき必然性がありますが、養子案に緊急性は感じられません。

 

また、どの宮家にどの“男系男子”の方が養子に入るのかといったルールもできていません。また皇族になった方々が、どのような形で公務を担うのかといったことも議論されていません。

 

さらに将来、その宮家に男子が生まれなかった場合、“宮家の継承をどうするのか?”“その養子の立場はどうなるのか?”といったこともまったく不透明です。

 

養子案を明文化するのであれば、国民の理解を得られるよう、もっと時間をかけて議論すべきだと思います」

 

この取りまとめ原案では、養子は「15歳以上の男子」が想定されていることが明らかになった。

 

「民法では15歳未満を対象とする普通養子縁組については、親などの法定代理人の同意を要すると定められています。そのため、取りまとめ原案では、15歳未満を対象から外し、養子対象者の自由な意思を尊重する姿勢を示す方向で議論されています。

 

ただ15歳以上であれば、皇室のあり方や務めをきちんと理解し、正しく意思を表明できるのかという問題もあります。

 

逆に、幼いころに皇室に入ったほうが、環境にも慣れやすく、国民もその成長過程を見守ることができるのではないかという意見もあるのです」(前出・皇室担当記者)

 

ある宮内庁関係者によれば、“養子は15歳以上案”には、一部の保守派の意図が透けてみえるという。

 

「かねてから一部の保守派は、“愛子さまと男系男子の間に親王(男の子)が生まれれば、男系の系統も守れる”といった願望を漏らしていました。いわば愛子さまのお気持ちを無視した“政略婚”ですが、最近はそうした意見がメディアやSNSでも急激に増えています。

 

養子が“15歳未満”では、愛子さまとは年齢が離れすぎてしまいます。政略婚を実現するためには、“愛子さまと釣り合う年齢”でなくてはならないと保守派は考えているのでしょう。そんな露骨な意図が見え隠れしていると思います」

 

ますます高まっている“政略婚”の現実味。だが愛子さまには幸せな未来をつかんでいただきたい。

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出典元:

WEB女性自身

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