大越健介キャスター(『報道ステーション』の公式サイトより) 画像を見る

《高市首相が率いる自民党のやり方は、しばしばこの『雑い』感じになる。トップダウン型の政治とは、スピーディーに物ごとが進む一方で、そうした性質を帯びやすいものなのだろう》

 

こうつづったのは、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務める大越健介氏(64)。6月6日に同番組の公式ブログを更新し、4年前のサッカーW杯で元サッカー日本代表・本田圭佑(39)が解説で連呼していた「雑い」という言葉を持ち出して高市政権を批判した。

 

さかのぼること1月19日、高市早苗首相(65)は衆院解散を表明した記者会見で消費税減税について「私自身の悲願」と言明。翌2月の衆院選で“2年間の食料品消費税ゼロ”の公約を掲げ、給付付き税額控除を導入するまでの“つなぎ”と説明していた。しかし消費税をゼロとした場合、レジシステムの改修に最大1年程度かかると見られており、政府内では早期実現のため“1%案”が浮上している。

 

大越氏は高市氏による当初の説明を《突然ではあったがかろうじて辻褄が合っていた》としつつも、《高市首相から「0%実施は来年度から」とハッパをかけられ、政府・自民党はいろいろとしびれを切らし始めた》とチクリ。

 

続けて政府内で“1%案”が浮上していることに触れ、次のように批判的につづった。

 

《「雑い」のではないか。0%へのレジの改修に時間がかかるなんてビックリだ、というのでは、まるで素人集団ではないか。あなた方はこの0%を、速やかに実現すると選挙戦で訴えたのではなかったか》

 

そんな大越氏は、高市氏が5月11日の参院決算委員会で、レジシステムの変更に時間がかかることに「日本として恥ずかしい」と不満を述べたことにも言及。《これもいかがなものか》と難色を示し、《システム各社からすれば、自分の意に沿わないからと鞭打つかのような言い方をされては、立つ瀬がない》と冷ややかな視線を送っていた。

 

さらに《他にもいろいろと「雑い」ことが目立つ》とし、与党が進める衆院議員定数の削減や日本国旗の損壊行為などを処罰する「国旗損壊罪」創設法案についても苦言を呈した大越氏。

 

とりわけ国旗損壊罪の法案について《どうもモヤモヤしたものを感じる》とし、国民民主党・玉木雄一郎代表(57)が6月上旬の記者会見で「誰が罪に問われるのか、何が罪に問われるのかが極めて曖昧だ」と法整備の不十分さを指摘したことに言及。その上で、こう私見をつづった。

 

《自民党がまとめた法案の原案では、「国旗を大切に思う国民感情を保護する」と立法目的をうたっている。うーん。例えば僕は国旗を大切に思っているが、別に国家にその感情を保護してほしいなんて思わないけどな。そして、罪に問われるのは「人に著しく不快な感情を与えるような方法によって公然と国旗を棄損した場合」だとしている》

 

続けて《これが玉木代表の言う「極めてあいまい」な部分であり、「雑い」ところでもある》と強調し、番組で取材した専門家の否定的なコメントを引用しつつ、こう問題提起している。

 

《自民党の説明では、例えばお子様ランチについてくる日の丸を棄損しても罪に当たらないとか、悪意のない日常的な廃棄は対象外だと言いたいのだろうが、具体的な説明を試みようとする姿勢はうかがえるものの、思想信条の自由や表現の自由に関わる問題について、罪かそうではないかを分類するのは難しい》

 

ブログ終盤では国民民主党について《まだ断言はできないにせよ、自民党のやり方をかなり冷ややかに見ていることが分かる》と推察し、最後は高市氏に警鐘を鳴らすようにこう締めくくっていた。

 

《政治の世界では、たとえ雑い部分があっても、時には腕力で引っ張っていかなければならない局面はある。だが、丁寧な付き合いを怠ると、友だちを失ったり、友だちの顔ぶれが変わったりして苦労することもある。高市さん、いま要注意の時ではないだろうか》

 

あるテレビ誌ライターは言う。

 

「このブログが更新される前日の5日、『報ステ』では自民党がまとめた『国旗損壊罪』創設法案について取り上げられていました。そこでも大越氏は、『刑罰を伴う法律をつくらなければならないほどの喫緊の課題なのかな』などと法案を疑問視。視聴者からはSNSやネットで賛否の声が寄せられていたこともあり、改めて補足するかたちで自身の考えを記したのかもしれません。とはいえ、ブログでは『雑い』というワードがタイトルを含めて9回も登場しているので、高市政権にかなり不満を抱いていることが窺えます」

 

高市政権が発足して以降、その動きを注視している大越氏。果たして、彼の主張は高市氏の耳に届いているだろうか。

 

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出典元:

WEB女性自身

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