「きれいなお花だね」
エントランスホールで、小さな女の子から、花束を受け取った雅子さまは、ほほ笑みを浮かべ、腰をかがめて話しかけられた。
6月19日、天皇陛下と雅子さまが、ウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃とともに訪問されたのは「プリンセス・マキシマ小児がんセンター」だった。
皇室担当記者はこう話す。
「同センターは、欧州最大かつ最先端の小児がんの治療・研究施設で、設立計画にもマキシマ王妃が関わっています。雅子さまに花束を渡したのは、現地に滞在し、このセンターで治療を受けている日本人の女の子でした。また雅子さまは王妃といっしょにオランダの少女にも声をかけられていました。
日本の皇后とオランダ王妃が子供たちにほほ笑みかける姿は、世界中の小児がん患者を勇気づけたと思います」
オランダに滞在された8日間で、皇室とオランダ王室の絆がさらに強まったのは間違いない。前出の皇室担当記者が続ける。
「両陛下と親交の深いオランダ王室の、こまやかな配慮が随所に感じられる日程となりました。なかでも両国の関係で歴史的な瞬間ともいえるのが、15日(日本時間、以下同)に両陛下と国王夫妻がオランダ王室の別荘であるヘッド・アウデ・ロー城で夕食の後にW杯の日本-オランダ戦をいっしょに観戦されたことでしょう。
王室の愛犬であるトイプードルのマンボも同席したり、ウィレム国王がオランダの代表選手について解説したりと、かなりアットホームな雰囲気で試合を楽しまれたそうです。
オランダ王室が公開した写真では、みなさまが応援用のタオルを首にかけられていました。事前にオランダ側からタオルを用意するという連絡があって、日本側も用意したとか。両国の関係者が綿密に連絡を取り合っていたことが伝わってきます」
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