先日は雪も降り、寒さも一段と厳しくなってきました。そんな時期になるとよく見られるのが、『はちみつの結晶化』です。
固まるってことは、いいはちみつじゃない!?
完全に固まったときの使い道が分からない!
2層に分離した…もしかして賞味期限切れ!?
こんな質問をよく頂きます。そこで今回は、すっかり結晶化してしまったはちみつの活用術をご提案したいと思います。
はちみつは15度~16度でビンの底から結晶化していくものなんです。結晶の正体はブドウ糖。うまく利用しない手はありません。そこで私たちは、これをスクラブとして使うことにしています。
★全身スクラブケア
使い方は、簡単。はちみつを適量手に取り、入浴中の湿らせたお肌に円を描きながら優しくマッサージ。その後、洗い流さずに水分を拭き取りましょう。
結晶が角質を柔らかくしてくれるため、ピーリングに最適。糖分は肌に触れると体温で溶けていくため、肌表面を傷つけることもありません。また豊富な有効成分を余すことなく肌に取り入れることができるなど、いいことずくめなのです。
★リップスクラブケア
浴中やお風呂上がりなど、血行が良くなっている状態の唇にはちみつをクルクルと伸ばしていきます。洗い流さず、その上からリップクリームを塗り、さらに保湿しましょう。
全身だけでなく、リップケアにも最適です。唇は女性のセクシャルポイントともいわれており、そのカサつきを解消することで人に与える印象を大きく変えるのです。“はちみつリップスクラブ”で、滑らかな潤いのある唇を手に入れましょう!
著者プロフィール
東出佳子
アーユルヴェーダ・メディカルハーブを学び、“美と健康”をコンセプトとした飲食店経営を経て、「肌から食す」という考え方に着目。 ΝZ産マヌカハニーとの出会いにより、長年抱えていた肌トラブルのニキビが改善。2009年、はちみつ美容研究家として活動をスタート。はちみつ美容を取り入れたトータルビューティーを提案している。
東出直子
生まれつきアトピー性皮膚炎に悩まされ、予防医学・自然治癒学に強く惹かれる。 美容系商社でスキンケア商材、コスメ営業を経験。結婚、出産を機に「食す美」と健康に積極的に取り組む。シンガポールではベビーヨガインストラクター、モデルとして活躍。帰国後、2012年より姉妹ではちみつ美容家として活動を開始している。