離婚直後のバッシングに心が折れかけた時…(JINSEIのスパイス!第12回)

【今週の悩めるマダム】

 

子どもたちの手が離れてきたので、数カ月前からパートを再開しました。地味な事務職ですが、久しぶりの仕事は楽しく、とてもやりがいを感じています。ところが職場にものすごく意地悪な先輩の女性がいて、毎日ねちねち嫌みを言われています。それだけが本当にストレスで、足取りが重い日もあります。(新潟県在住・40代主婦)

 

いますよね、そういう人はどこにでも。家の中にいてもストレスが尽きないのに、外に出ると出たで、ものすごいストレスを抱えなければなりません。救ってくれるのも人間ですが、攻撃してくるのも人間です。だからといって、誰とも関わらずに生きていくこともできませんしね。生きていくということは必ず誰かと関わっていくということ。外に出れば必ず敵がいる。そしてストレスを抱える。生きているかぎり必ず付きまとう試練かもしれません。

 

ところで僕はこういう目立つ性格だからでしょうが、人一倍攻撃を受けやすいんです。離婚直後のこと、根も葉もない誹謗中傷の記事があちこちに出されました。ボコボコにされ、まさに、サンドバッグ状態でした。シングルファザーになった時でしたからね、こりゃ、生きていけないかもしれないな、と思ったほど。その時、僕がどうやってしのいだかお教えしましょう。いいですか、悪口というのは邪気です。邪気の塊なんです。悪口や陰口を言う人というのは、いつかそのせいで必ず自滅する。そう自分に言い聞かせました。邪気を噴出しているのですから、少なくとも天国には行けません。

 

そういう人間と一緒に地に落ちる必要があるでしょうか? 彼らが手ぐすねを引いて待っている土俵に降りる必要がありますか? 自分に嘘がないのならば堂々と生きたらいいんです。たしかに強い精神が必要です。今にも死にそうな苦しい思いをされているのであれば、僕について書かれた悪口をネットなどで探して読んでみてください。ひどいもんですよ。人が叩かれて弱っているところを、憂さ晴らしに攻撃してくるような人間もいました。

 

しかしこの老兵、辻仁成でも生きてこれました。たいしたことはないじゃないか、と思ってもらえたら幸いです。少しでも皆さんのお役に立てたなら僕の経験も救われます。あれから5年が経ちますが、10歳だった息子は来年高校生。男手ひとつでも、ちゃんと立派に育てることができました。僕は結果、負けなかった。

 

奥様、僕からのアドバイスはただひとつです。自分は絶対に人の悪口は言わない、と決めることです。

 

意外でしょうが、実はこれだけで十分なんです。負の連鎖はそこで断ち切ってください。奥様がここでその人を攻撃すると奥様も同じ土俵に降りることになります。僕と一緒に美しい天国に行きませんか? 正々堂々と生きていればいいんです。

 

もう一度言います。悪口とは邪気だ。悪口を言う人間は邪気で蝕まれている人間なのだから、ほっといても自滅します。逆に強い信念がある人間は絶対に負けません。笑顔で乗り切ってください。僕がついています。元気になってください。堂々と生きていけば大丈夫。はい、僕からは以上になります。ファイト!

 

【JINSEIの格言】

 

自分を信じてパートを続けてください。気が付いたらそこを任される存在になっているはずです。蹴落とそうとする人がいるかもしれませんが、ちゃんと見ている人もたくさんいます。

 

 

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