厚生労働省によると、高齢者の認知症は約462万人。その予備軍の軽度認知障害は約400万人(’12年)に上り、すでに「認知症800万人時代」に突入した。

 

自分の意思表示も難しくなっていく認知症。いちばんの備えは、自分に症状が出たあと、どういう生活をしたいかを、元気なうちから考えておくことと、それを家族に伝えることだ。

 

「要介護になってもずっといまの家で暮らしていけるのか。住み替えたいならどの地域に住みたいのか。自分の好きな食べ物、好きな服、逆に嫌いなものなど、生活に密着した好みを具体的にメモしておきましょう」((社)日本認知症ケア学会理事で、日本大学教授の内藤佳津雄さん)

 

以下のような『明日への記録ノート』を作り、自分の好みをぜひつけておこう。

 

【ボケても安心『明日への記録ノート』】

 

「私の意志」を理解してもらう8つのポイント

 

・あなたにとり、快いこと、うれしいこと、楽しいことは?

・嫌なこと、つらいこと、悲しいこと、不安なことは?

・大切な「もの」や「こと」、宝物は?

・介護が必要になったとき、どこで、だれから介護を受けたいですか?

・認知症になってもやりたい、続けたいのは、どんなことですか?

・相談相手やお金の管理は、だれに中心になってほしいですか?

・病気や障害の告知、終末の迎え方の希望は?

・相続、遺言、葬儀、お墓に関する希望は?

 

「ノートをもとに、特に6、7、8の項目について普段から家族と話し合い、伝えておいてください。これが肝心です」(「あい権利擁護支援ネット」代表で、(社)日本認知症ケア学会理事の池田恵利子さん)

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