目的がはっきりしていて、住人たちがそれに向かって助け合っているのが最近のシェアハウス。現在、シェアハウスは都心だけに留まらず地方にも広がりを見せている。年齢や職業を超えて新しい人間関係が生まれる新しい形の「家」。そんな、シェアハウスの未来を主宰者に聞いた。

 

東京都内でシェアハウスを主宰し、最近では和歌山県新宮市でも、一軒家をシェアし始めたPha(ファ)さん。都会から田舎へ、そして、若者同士だけでなく熊野にいるシニアとの交流……と、シェアハウスを通じて出会いの場を広げている。

 

「最近では、単身者だけでなくファミリー向けのシェアハウスも増えています。僕は結婚する予定はないけれど、たとえ結婚しても家族だけで生活が閉じていくのはもったいないと思うので、いいことなんじゃないでしょうか」

 

さらにいえば、家族も単身者も、老いも若きも包括できるような多世代共生型のシェアハウスがもっと増えてほしいと、Phaさんはいう。

 

「建物の構造的に難しいんでしょうけど、高齢者と若者が一緒に住むことで、おじいちゃんが子供の面倒を見たり、若い人が重い物を運んだりと、経験値や体力を補い合えるはず。セーフティネットとしての意味合いでも、双方にメリットはあるでしょう。僕も、年をとったらいろんな世代の人とゆるくつながりながら暮らしたい。そのとき、ポイントになるのは人が集まれる大きな共有空間があることです」

 

シェアハウスで生まれる、家族とは一味違うゆるいつながり。これから求められる人間関係なのかもしれない。

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