「生涯独身の方や離婚経験者が増え、代々からのお墓を継承する子孫がいないケースが増加しています。また、たとえ子供がいてもお墓の面倒をかけたくないという人も多いですね。それらの不安を生きているうちに解消できる『墓活』が活発化しています」

 

そう話すのは終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さん。最近ではお墓ツアーも大人気で、キャンセル待ちも当たり前だとか。そんな中、変わりダネのお墓や葬儀も人気を集めているという。そこで、変わった供養の仕方を紹介。

 

【ハイテク納骨堂】

墓地不足が深刻化する都心で近年人気の埋葬法。鉄筋コンクリートの近代的なビルの中に納骨堂がある。個人情報が入ったICカードをかざすと、家名(家紋入りのところもある)の入った納骨箱が、安置場所から参拝口の墓石に自動的にセットされる。費用は、納骨堂の場所などにもよるが30万〜200万円くらい。

 

【ロッカー式納骨堂】

骨壺を扉のついたロッカーのようなスペースに収納する埋葬法は、比較的歴史が長い。扉を開けてお参りするところと、遺骨をフロアにあるご本尊まで移動し線香をあげるところがある。上段と下段で価格が変わるが、土地や墓石がないため、30万〜100万円くらいですむ。

 

【手元供養】

遺骨を自宅で供養する、または、一部を散骨や埋葬にし、一部を手元に残して供養すること。継承者や土地の問題もあるが、「大切な人のことを身近に感じたい」、「いつもそばにいたい」という、個人への思いが強い人が選択する。遺骨を保管することは「墓地、埋葬等に関する法律」に反していないので、埋葬しないことに問題はない。保存方法はさまざまで、骨壺が下段に収納できる仏壇やミニ骨壺のほか、粉骨を入れられるペンダントや、遺骨をダイヤモンドに加工することもできる。

 

【バルーン宇宙葬】

バルーンに粉骨した遺骨を入れ、空に放つ。約2時間後に地上からおよそ30〜35キロの宇宙に近い成層圏に達すると、気圧が弱まってバルーンが一気に膨らみ、破裂。その瞬間に散骨されるという仕組み。葬送費用は粉骨料を含み約20万円。ペットの散骨もしてくれる(約18万円)し、ペットと一緒の葬送もできる。

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