「稲は連続して同じ場所で栽培できます。この場所では、千回繰り返して栽培していることになりますね」

 

石川県七尾市南大呑地区の水田で、ガイドの説明に興味津々に聞き入っているのは、アメリカ人の団体。参加した女性の1人は、「まっすぐに並んだ苗のラインが美しい!」としきりに感心している。

 

彼らは、15日間にわたる日本の伝統文化を巡るツアーに参加中の観光客。南大呑地区の水田観光は行程の中でも人気が高く、月に2回ほど、アメリカ人団体客が訪れている。案内役を務める大湯章吉さんは、こう説明する。

 

「アメリカ人にとっては、稲作で水を張るということが、とても珍しいようです。なぜ水を張るのか?どうして干上がらないのか?いつも質問が続出です」

 

水田を観光した後は、近くの築200年の古民家を訪問。囲炉裏や立派な仏間は、やはり彼らにとって興味関心の的。

 

「繊細な細工の欄間をとても気に入って、『同じものを買って帰りたい!』と本気でおっしゃった方も」

 

能登の里山は今、日本だけでなく、海外からも注目されているのだ。

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